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子供でもマッチョは生き抜く印籠になると断言できる3つの理由


運動はやれることから絶対やったほうがいい。子供も絶対やったほうがいい。


今、日本では「脱体育会」という言葉がよく言われます。体育会の悪しき習慣、軍隊式思考の押し付けは確かに良くないです。しかし私はここで大きく宣言したいと思います。体育会気質は確かに良くない部分があると思います。でも、運動はしたほうがいいです。大人はもちろんですが「子供でもとにかく運動やったほうがいい」。そして見える筋肉をつけることはマジで大事。筋肉は己を助けます。


子供でも運動したほうがいい、見せる筋肉があったほうがいいと言うのは私たちの体験に基づいています。私は子供に日本に住んでいた時、子供にサッカーをやらせていました。やらせていたと書いたのはもちろん子供が運動好きってのもあったんですが、「私がママ友付き合いが本当にできなかったから」です。公園でどのようなコミニケーションを取るか全くわからなかった。あのコミュニティが怖かった。だから、それだったらサッカーグランドに行ったほうがいいと言うことでずっとサッカーをやっていました。少年団にも入ってましたしスクールにも行ってました。(当時はそういうお母さんも結構いました。皆良い距離感で素敵でした。)


当時の子供の少年団と言うのは正直言って非常にきついものでした。土日の朝からずっと練習と試合。休みは殆どありません。気がつけば土日は練習か試合でした。最近のお父さんお母さんが「子供と過ごす土日、どうしていいかわからない」という書き込みをみた時、私はそのわからないがわからなかった。なぜって当時の私たちの土日の予定はほとんどサッカーの試合で埋もれていたからです😅。


そしてこの時につけた「体力忍耐力持久力」は非常に後から役に立つことになりました。


私は家族の都合でシンガポールに子供を連れて2014年に転居しました。その時に子供はオーストラリア系のインターナショナルスクールに通いました。オーストラリア人は多くの子供がガタイがでかい。正直「いじめられないか」と不安でした。ちなみに入学当初は最初はやっていたんですが、サッカーはオーストラリア人には正直あまり人気がありませんでした。オーストラリア人が大好きだったのは「オーストラリアンフットボール」。こちらのスポーツ正直乱暴なラグビーというか戦うラグビーというか非常にアグレッシブなスポーツでした。(ラクビーだって激しいんですが、ラクビーの激しさ3倍増くらい😅)


こんな スポーツができるの???と最初見たときには親の私は震え上がりましたが、子供はすぐに慣れてこのオーストラリアンフットボールを子供たち同士で楽しむようになりました。スポーツの基礎ができてるってすげえ。

そして子供たちは放課後何をやってるの?と聞くと数名の子が「トライアスロンをやっている」と教えてくれました。トライアスロン...そんなの子供ともできるのかしらと思ったんですがオーストラリアやイギリスでは子供でもトライアスロンをやるのはそれほど特別なことではないそうです。

そして「トライアスロンだったら3つのスポーツをそれぞれやるからそれの1つのスポーツに秀でてなくても続けられるのではないか?」と始めることにしました。
そこから本当に多くの気づきがありました。

予想以上にトライアスロンを気に入った息子はロックダウン直前まで試合に出続けました。とても楽しかったそうです。

トライアスロンを始めることによって非常に子供にも良い影響が出てきました。子供でも、青少年でもマッチョはグローバル社会を生き抜くパスになります。その理由を3つ挙げたいと思います。


1:継続して運動することで得られるバランス感覚は出会いの門戸を開き、将来の可能性を広げる

3つ競技をバランスよく継続すると言うのは非常に最初は大変でした。しかしクラブチームに入ったのでコーチや経験者からアドバイスをもらえるようになり、競技の練習も普段の生活もバランスよく過ごせるようになりました。

そして大人のチームの練習も参加するようになり、きちんと鍛えてる大人がどれだけ心身が整っているかを実際にみる機会が増えました。そして息子はそんな大人が「かっこいい」と思えるようになりました。彼らは息子に本当に色々なことを教えてくれました。1つの運動を続けると(出来とは関係なく)多くの出会いがあり、その出会いから色々なものが見えてくるのだなと親である私が驚かされました。


2:スポーツを行ってると言えることで避けられる障害が確かに存在する

そしてトライアスロンを続けることによって息子の風貌に明らかに変化が出てきました。きちんと鍛えられた肉体とそれから気力がみなぎるようになったんです。まさに継続的に鍛えた過程が体に現れるようになりました。

継続が体に現れると言うのは、スポーツをやってる人たちからすると非常によくわかる様です。そして見える化によって避けられる障害があることも知りました。当時の豪系インターは多くが白人でアジア人の人はあまりいませんでした。そして悲しいことにアジア人という風貌故、私自身が差別的な扱いを受けることも正直ありました。まあしょうがないです。私、そもそも挙動不審ですし。

しかしそんな時、子供たち同士が仲良く走ってきてそのパパさんにパパさんの子供が「僕の友達だよ!この子はトライアスリートなんだよ」って私の子供を紹介すると、パパさんの態度が豹変ってことが何度もありました。


「あなたの子供はスポーツマンなんですね!素晴らしい!」って。(あんたさっき私のこと超邪魔って感じで見てたやん。。って思う感情がそっと横に置きます。私も大人です)


白人男性にアジア人が受け入れてもらうにはまず筋肉!と私が言い続けてるのはこのような体験を何度もしたことに基づいています。息子自身も全て話してくれた訳ではないですが「継続してスポーツをやってます」と言える実績とそれを証明する筋肉があると明らかに受け入れてもらえるという体験を何度もしてきたと話しています。


3:コロナ禍では「鍛えてる」は自己健康管理をしてる証明になる

マッチョマウンティングなのかもしれません。でもここで思い出してほしいのです。今は感染症と共に生きる世界。以前と違うのは「このコロナ禍では体は鍛えて得はあっても損はない」ことです。糖尿病のような基礎疾患だけではなくBMI25以上の軽肥満でも重症度は明らかに高いというデータが出ている今、鍛えることをあえて避ける理由はありません。


きちんと体を鍛え、体を鍛えている姿勢が体から出ている大人にはチャンスが多いというのは松井さんがわかりやすくまとめて下さっています(ちなみにこの記事の冒頭のツイートは、私です)。


「自己管理ができているというスタイルを筋肉で示す」という手法は外見的にもとてもわかりやすいです。それは大人でも子供でも一緒。自己管理ができてる人間には誰でも非常に紳士的に接してくれる傾向は明らかにあると思います。そしてこの感染症と共に生きる世界では自己管理ができてるというのは「生きるための所作ができてる」を示すパスにもなります。


え、でも子供だから筋トレは。。という場合、子供だってできる、大人と一緒にできる鍛え方があります。トライアスロンに行くのはいきなりちょっとハードルが高いですよね。私も色々な人を誘いましたが結局誰も実際にやってくれませんでした😅。このような自己管理で成り立つスポーツは誘いでやるのではなく自分から始めるものなのかもしれません。

じゃあどうしたら?という問いをもらったら私はまず個人スポーツがいいですねと答えます。個人スポーツにおいては例えばマラソンであったり、ボクシングであったり。自分のペースで進められる競技がいいと思います。親子でマラソンはすごく勧めます。親子でマラソンを始めると「子供も親も一人の人間」を感じることができると思います。


この「スポーツによって自分の体を鍛え、自分の精神を鍛え、自分のストレスをコントロールする」というのはこれから感染症に振り回される世界で生きていくことにおいて必要なことではないでしょうか。これは体育会気質ではなく自己との会話です。


できるかどうかわからない・・・ならまずは走ることから始めてはいかがでしょうか。走ることを始める、継続することによって「自分の体と向き合う」経験をすることができます。速さや長さなんかどうだっていいんです。まず始めること、そして続けることが大事です。さあ走りましょう。アプリとか使うと楽しいですよ。


もし、外に行くのは。。躊躇する環境だったらフットステッパーで早歩きだって全然いいと思います(私はそうしています)。

現在マレーシアはロックダウン中なのでトライアスロンの大会もないですし、マラソン大会もありませんし、ボクシングジムも開きません。なので今は子供は家でジムを作って家でバーベル担いでます。寝る前に家族でバーベルスクワットしながらの家族の団欒は楽しいですよ(そんなことしてる人、他にいないと思いますけど😂)。


まずは自分が動ける範囲で動くこと。そして少しずつ距離を伸ばすこと。ここから始めればいいんです。さあ始めましょ。