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子連れ鑑賞歴15年以上の私がChim↑Pom展のクラファン「くらいんぐみゅーじあむ」を子育て世代に全力でオススメしたい理由


このコロナ禍で行き詰まった時代だからこそ、絶対行くべき。怖くないよ。


久々にワクワクするクラファンに出会いました。


私は子供を連れて美術鑑賞するという活動をもう15年以上続けています。正直、美術館があったから子育てできたといっても過言ではありません。15年?またまた盛って。。という人はこちらをみてください。


最近の活動はこちら。


ね、15年以上続けてるのは盛ってないことをお分かりいただけたと思います。しかし今、私は家族の都合でマレーシアに留まっています。全世界のコロナ対策のため国境移動が大変なので私は日本に行けません。そして子供が受験生なので日本にこの秋まで行けません。なのでこの2年以上は日本の展覧会を見ることができてない。でも、声を大にして言いたいことがあります。


このChimPom展は日本の子育て世代に全力でおすすめしたい!行って!!!


Chim↑Pom、ご存知のない方はこちらを。

Chim↑Pom
2005年東京で結成。メンバーは、卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀。世界各地の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを企画する。2015年、アーティストランスペース「Garter」を東京、高円寺にオープン。また、東京電力福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域内で、封鎖が解除されるまで“観に行くことができない”国際展「Don’t Follow the Wind」(2015年3月11日~)の発案と立ち上げを行い、作家としても参加。同年、プルデンシャル・アイ・アワードで大賞を受賞。近年の主な個展に「また明日も観てくれるかな?」歌舞伎町商店街振興組合ビル(東京、2016年)、「ノン・バーナブル」ダラス・コンテンポラリー(米国、2017年)、「平和の脅威(広島!!!!!!)」アート・イン・ジェネラル(ニューヨーク、2019年)、グループ展に、「第29回サンパウロ・ビエンナーレ」(2010年)、「アジア・アート・ビエンナーレ2017」国立台湾美術館(台中、2017-2018年)、「グローバル・レジスタンス」ポンピドゥー・センター(パリ、2020年)、「今、ここ、ルートヴィヒ美術館にて:共に歩み、共に挑む」(ケルン、2021-2022年)などがある。

美術館「ハッピースプリング」アーティストについて

Chim↑Pom、既に存じ上げてる方からしたらなんか刺激強すぎじゃない?って思う人も多いのではないでしょうか。確かに刺激は強いです。でもね、でもね。彼らの表現は本気で青少年にツボるんです。そして「大人がこういうことしていいんだ!」と青少年にあたらしい世界を与える。これこそまさに多様性。あたらしい世界。

え。でもそれって子供が同じようなことしたら困るじゃない。。。って思うそこの親御さん!彼らはやんちゃするだけじゃない。ちゃんと話し合います。代表的なのは広島。

詳細は森美術館「ハッピースプリング」のステイトメントを引用します。

2008年、広島の原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」という文字を描いた作品《ヒロシマの空をピカッとさせる》(2009年)。作家の意図は、「平和」という現代日本社会の基盤への無関心の蔓延を漫画的に可視化するというものでしたが、誤解や憶測も混じり、論争になりました。被爆者とその関係者に対して事前告知の不徹底を謝罪した後もChim↑Pomは彼らや一般市民と対話を重ね、時に共働し、プロジェクトを継続しています。折り鶴を使った《パビリオン》(2013年-)や《ノン・バーナブル》(2017年)、原爆の残り火をともし続ける《ウィー・ドント・ノウ・ゴッド》(2018年)など、当地を主題にした作品を制作し続けています。

森美術館「ハッピースプリング」みどころ「4.ヒロシマ」


彼らは話し合うんです。話し合う人の場まで入って話し合う。本気で相手の場に降りてくるんです。その経験を自らしたので断言できます。そして「人間が本気で話し合う経験」は青少年にとってかけがえのない体験になります。うちの息子さんがガチで体験したのはこんな感じ。


ただね。この本気で話し合う場に行くって「出来る人とできない人がいる」って思うのです。美術館に行くことで育児を救ってもらってきた人間として「そう言う場に行けない」という感情もすごく、すごくわかるのです。


「子育てしながら美術鑑賞」に関してはこちらに寄稿させて頂いております。


ChimPom展、絶対行った方がいいよ!って思いながらも「でも精神的、環境的に行けない人もいるもんな。。。」って思っていたら!このクラファンのリターンを見て私は思わず立ち上がりました!

「Chim↑Pomの新アートプロジェクト「くらいんぐみゅーじあむ」に ご支援をお願いします!」ページより画面スクショ


オンラインイベントあるじゃん!!!!!!!


うちは子供がもう15歳なので託児は全く関係ないのですが(むしろ託児バイトする方だ)日本に行けないので行けないね。すごく楽しみにしてたのに残念だけね。。と家族で話していました。息子自身も彼らの展覧会を楽しみにしていたので。そして同時に私自身が

「子育てしてると(各種事情で)行きたくても行けない」って状況あるんだよね

を痛いほどにわかるので、このオンラインイベントを用意してくれたのはマジで涙が出るほど嬉しいなあって思いました。(もちろん速攻で応援しました!)


このコロナ禍が続く昨今、見えてる、そして見えない閉塞感に塞ぎ込む子供が心配、そして自分も辛くて辛くて。。というそこのご家族。ChimPom展にマジでオススメします。そして外出は怖くて。。という方はクラファンでオンラインイベントの参加を本気でオススメします。オススメする理由はまとめるとこの3つ!!!


1:自分が想像できないような行動をする大人によって違う世界を体験できる
2:行動を行う際に生じる様々な衝突を話し合いによって次の世界につなげる過程を知ることができる
3:つまり「今、コロナ禍&その他の多くの要因で個々が感じてる閉塞感を自分の方法で打破するヒントをもらえる」


行ける人は展覧会へ、赤子連れを応援したい人はクラファンへ、そして様々な理由で行けない人は展覧会場の家族連れを応援するクラファンへ!


青少年と子育て世代の親御さんがこの展覧会をオンでもオフでも体験することで得られることはほんまに多いと思います。それは自らの体験から断言できます。ぜひ
チェックしてみてください!