見出し画像

「誰か、私をちゃんと支えてほしい。そうしてくれたらもっといい仕事するから」トマトの場合

昨日は育ってきたトマトの苗を支柱に誘引した。

画像1

支柱一本だと安定しないので三本立て。上をひもで縛ってまとめる。

画像5

画像2

わっさりと繁って不安定だった株が、誘引して一日で支柱にしっとりとからんできた。安定して良い感じ。

ちなみにトマト作りになんで支柱が必要かっていうと、植物は本来上に育とうとするんだけど体がぐらぐらしていると、それをまっすぐにもどそうとすることに栄養分を奪われてしまい良い野菜ができない。とか。実際支柱で支えてあげたほうがよく育ちます。ぶっ倒れたまま育ててもある程度生きるし実もつけるけど。ぶっ倒れてると病害虫のリスクも上がるので支柱はあったほうがいいです。特にトマトの場合は。

近所の無人販売の八百屋さんで根つきのパクチーが手に入ったので、お昼のトムヤムクンに入れたんだけど、残りの使わないぶんを土に植えてみた。

画像3

上の写真は植えたばかりの様子、一日経過した様子は下の画像。昨日の雨のおかげでわりと元気そう。

画像4

きちんと根が張るのか、どこまで育つかは怪しいが、ともあれしばらくはこれで新鮮なパクチーを収穫できそう。

昔どこかできいたんだけど、田舎のほうでは長ネギを買って来ると使わない分は冷蔵庫ではなく土の中で保存する人がいるらしい。私はそれをきいて衝撃をうけた。長ネギどうやって保存しようって考えた時に、冷蔵庫か室温かの二択で土の中って概念なかったから。

パクチーは、夫が嫌いなので私しか食べる人がいなくて、冷蔵庫に入れても最後まで使いきれず痛ませてしまうことも少なくなく。なので今回土に埋めて保存することにしてみた。

パクチーって農家ではどのように育成しているのかなあ、自分で育てたことがないけどこの、長くて細い茎がしなしなと倒れている様子を見ると、同じ時期に密生して種を撒いてお互い支え合いながら伸びていくパターンっぽい。

ピーマンナストマトなど、実のつくものはひとつの株にいくつもの実をつけるし体が重いので、ひとつずつ支柱つけてだいじに育ててあげないといけない。密生とかでは体を支えられない。

雑草って無駄なものと思われがちだけど、周りに雑草があったほうが葉と葉を支え合って成長の助けになることもある。雑草があれば小動物の住処もできて、害虫が居れば益虫も住める。害虫と雑草を徹底的に排除して作られた農薬まみれの野菜というのはあまりおいしくない。人工的な添加物と天然の出汁は味が全然ちがうのと同じなんだと思う。雑草や小動物が生み出す有機物は良い肥料になるが手間もかかる。だから有機栽培の野菜は高い。家で作れば高くはないけど手間はかかる。

なんの話だっけ?トマトの支柱だった。

トマトの苗は支柱に誘引するとその能力を十分に発揮してくれる。やがて私の食卓に恵みを与えてくれるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?