DAY 9 子どもと一緒にNZ 2024
(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)
朝起きると、娘が泣きそうな顔をしていました。
(ずっとナーバスでいつも泣きそうなほど心が不安定な娘)
どうやらベッドが沈むらしい。
寝づらくて苦しかったらしい。
わたしと息子が寝たベッドは普通でしたが、娘のベッドにゴロンしてみると・・・
確かに沈む。そしてそのまま戻ってこない。
「ココに座ると、おしりのカタチがそのまま残るの」
どうしてあの時もっと真剣に聞いてあげられなかったのだろう。
息子の
「がははー!!重いからねー!!!あたりまえやろー!!」
ジロッと睨みつけて、会話が終わってしまったのだ。
学校が始まるという不安と緊張に押しつぶされそうな娘。
弟のちょっとした一言にとことん傷つく。
ベッドと共に、気持ちもドンドン沈んでいく。
これ以上落ちていかないでー!
かわいそうに・・・。
まぁ、ココは一泊だけ。また今日からはいつものB&Bに戻れるから。
とても素敵な場所だし、わたしにとってはキルターGillとの出会いがあったから、なくてはならない経験だったけれど、娘にとってはとことん苦しい・・・(と思い込んでしまう)状況。
「また来るねー!(わたしだけ)」と言い残し、出発。
いよいよ息子の小学校へご挨拶
今日このまま向かうのは、息子の小学校。
新学期が始まる前にご挨拶とステイショナリーの受け取りに行きます。
留学を考えた時、一番最初に決めたのがこの小学校でした。
半年以上の間、メールでやり取りした校長先生。おそらくわたしと同じような年齢の女性。
やっと会うことができました。
そしてずっとGoogle マップで見ていた景色がそこにありました。
見渡す限りの牧草地と、牛たち。
そうそう、ここだ。ずっと思い描いていた「息子がのびのびできる学校」。
校長先生が学校全てを案内してくれました。
全てと言っても、各教室挨拶をしながらまわっても20分かからない。
各クラスはマオリ語の名前がついています。
娘の高校の先生も良い人だったし、ココの先生方もニコニコ明るくとても感じがいい。
もちろん職業柄そうでないと困るけど・・・
数日後に始まる新しい学期のために、先生がたはワイワイと(楽しそうに)準備中でした。
子どもたちが荷物を置くロッカーは外にあり、教室と外と一体になって広々とした空間。
雨の日はどうするんだろう・・・と思ったけど、おそらく何とも思わないのだろうな。
日本のように椅子と机が並んでいるわけではなく、4・5人のレベル別グループに分かれて学習を行うそうです。
岐阜にもあるインターナショナル小学校に見学に行ったことがありますが、まさに同じ空間でした。
ただ、ココはその校舎が果てしない草原とカウントできないほどの牛に囲まれている。
きれいなプールも見学。
息子の学校を選ぶのに、
・制服なし
・プールあり
が重要だったので、それを実現できたこと、目の当たりにして本当に嬉しかったなー
まだ夏休み中だったので静かでしたが、子どもたちが集まって騒がしい様子をイメージして、今日は帰りました。
熱中症かも
さて、懐かしい(一泊ぶり)B&Bへ帰ってきました。またまた今日もスーパーでお惣菜を買ってきて、電子レンジでチーン。
外は今日も暑いです。が、クーラーをつけるほどではなく、本当に過ごしやすい。
なんて思いながらゆっくり荷物を広げて片付けていたら・・・
ひどい頭痛がはじまりました。
ここにきてはじめて。
日本でも時々なるけど薬を飲めばすぐに治るので、今回もすぐに飲みました。
しかし、1時間経っても2時間経っても治らない。
どんどんひどく、しんどい。立っていられない、吐き気もしてきた・・・
これは、関東から岐阜に引っ越した年から数年連続でかかったアレ。
熱中症かもしれない!!
あの時学んだのです。
頭痛薬を飲んでも治らないのはネッチュウショー
幸い息子はB&Bファミリーのお手伝い(という名の遊び)やアニマルとの触れ合いで忙しい。
涼しくしてベッドで横になりとにかく安静に。
こんなところで病院はいけない。
子どもたち残して私が倒れている場合ではない。
絶対治す!絶対治す!絶対治る!!
と暗示をかけて全身に声かけしながら寝ていました。
すると数時間後、なんとか起き上がれるように。
まぁ、こんなんで治るのだからはっきり言って軽いのだけど、その時は本当に苦しかったー。
よくよく考えると、昨晩からあまり調子が良くなかった。
原因は・・・きっとあの時。
息子が昨日のお宅で巨大プールに入らせてもらっていた時、半分日陰、半分日向という場所でおしゃべりしながら子守りをしていたのです。
結構長い時間。(あの冷たい水で息子が風邪ひかない方が不思議なのだけど)
日本と比べると、天と地の差ほどの楽ちんな夏。
この涼しさの中でも昼間の強い日差し。
油断していました。
水をほとんど飲んでいなかったのです。
普段と違う暮らしの中、
いつ食べたのか、
何を食べたのか、
把握できないほど目の前のことに一生懸命でした。
水飲まなくちゃ
なんて一ミリも思わなかったのです。
ということで、今回学んだことは、
暑くても涼しくても、とにかく水分補給はだいじ!
モンスターの威力
早めにお惣菜でお夕飯を済ませていたので、子どもたちはなんとか私なしで過ごしてくれていました。
B&Bファミリーがキッチンに集まりだし、まったりとディナーが始まる頃はもう夜9時過ぎ。
(でも外はようやく夜になりかける頃)
UNOやろう!と誘われ、ウキウキの息子と一緒に参加。
健康って素晴らしい!
なんとか生きた心地を取り戻してゲームを楽しみました。
ファミリーの息子さんはモンスターという飲み物が大好き。
これにレモンスカッシュやグレープ、レモネードなどを混ぜたりして毎晩おしゃれに(?)チビチビと飲んでいるのです。
カフェインもたくさん入っているだろうに。それでも夜はぐっすり眠れるらしいです。
そしてジュース好きな息子に一言。
「飲んでみる?」
大喜びの息子。
さて、その後どうなったか想像つくでしょうか。
一刻も早くまたベッドでぐっすり眠り、万全の体調に戻りたい私を待ち構えていたのは、
カフェインを飲んで「全然眠れない!!」と大騒ぎの息子でした。
買った「眠り薬」も効かない。
恐るべしモンスター。
娘は一日ぶりのふかふかベッドでぐっすり。
3つあるシングルベッドのうち、一つは娘、一つは物置き。
日に日にぶくぶくと、いや、スクスクと育つ息子のどっしりとした体重を半身に受けて、こんなに夜が長く感じたのは久しぶりでした。
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