DAY 230 子どもと一緒にNZ 2024「からあげ」
(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)
※ 2024年9月(ニュージーランドは冬の終わり頃)のお話
Swap day
今日は土曜日。
朝から息子と一緒に行くところが決まっていました。
家から3分のスーパーです。(Woolworths)
数週間前から始まったカード集め。
30ドルのお買い物ごとにディズニーのカードが3枚もらえるのです。毎回ここで買い物をしているので、30ドルなんてあっという間。ということでたくさんのカードが集まりました。
最初は息子も「興味なーい」と言っていましたが、だんだん集まりだすとあれも欲しい、これも欲しい。
レシートを見せてカウンターでもらうのですが、急いでいてもらわずに帰ってしまうこともありました。今思えば、あーもったいなかった。
昨日の話。最近は意識的に英語を話そう!ということで、セルフレジではなく、きちんと(?)レジに並びます。お姉さんに「How are you? 今日も良い日だった?」と聞かれて、なんとなくむにゃむにゃ答えながら、100ドル近く買ったからカードが3パック(3枚入りx3で9枚!)もらえることが嬉しくて、「わぁ、今日も息子が喜ぶよ、ありがとう!」と言ったら、「そういえば明日カードの交換会があるよ!」との情報をもらえました。
↓ 入り口に置いてあったサイン。全く気づかなかった。
交換会ってなに?と思ったけど、なんだか楽しそう。
ということで早速行ってみました。
息子「大人ばっかりだろうね」
わたし「え?子どもばっかりじゃないの?」
息子曰く、
「Youtubeでは大人がお金を注ぎ込んで全てをコンプリートするよね」
「ああ、すごい。」という賞賛と、「うわ、知ってるんだ」という落胆と半々の気持ち。
そんな世界を見ていたんだな。「確かに・・・」
現場に行ってびっくり。
半分は子どもだけど、半分は(やはり)大人!!
お店の人が交換してくれるのでそこに並ぶのですが、並んでいる最中にもそれぞれのお客さん(コレクター)同士で交換。
わたしは初めてこういうのに挑戦しましたが、
・・・楽しい。
前に並んでいたお姉さんが、「アルバム持ってる?」というので、さっぱり訳のわからない初心者のわたしたち。「なんですかそれ?どこで手に入るの?」
早速売り場に戻り、コレクターズアルバムを購入。恥ずかしがり屋の息子はそれを持って車に戻ってから、一枚一枚ポケットに入れていきました。
すると、無いものがはっきりと目に見えてしまいました。
欲が・・・(大人のわたしが)
今晩は、ポットラックパーティにご招待されているので、からあげを作ろうと思っていました。本当は安いお肉屋さんで買う予定だったのに、さらにカードが欲しいばかりに、高いお肉をその場で購入。
そしてもう1パック、カードをもらう、マーケティングにどハマりの消費者。
そして再びSwapの列に並び、親切で優しい大人たちが息子のために交換なしでたくさんのカードをくれました。
ようやくお店の人たちの交換台にたどりつき、好きなものと交換。
それでもまだまだスカスカのアルバム。
カード配布終了まであと2週間くらいしかない。
Swap Dayは今日限り。
最初からこの仕組みとか全体像をしっかり理解してから取り組めばきっとコンプリートできただろうに・・・。親として本領を発揮できなかったことが悔やまれます。
去年はレゴだったらしい。数ヶ月後にはリサイクルショップの端っこでこれらのカードが埋もれているのかもしれない。
それでも!楽しかった。二人で行ったり来たりしたスーパー。
息子にとってまた一つ、ニュージーランドでの特別な思い出を増やすことができました。
ポットラックパーティ
毎週火曜夜のチャーチで参加している英語レッスンの先生からお誘いがあったポットラックパーティ。
先日夫がたくさんつくってくれたからあげが美味しかったから、それをつくってみようと計画していました。
以前のポットラックではSUSHIショップで「60ドル分、パーティー用に適当にください!」とオーダーして済ませていました。
今回こそ手づくりするぞ。
手ごわかった。
普段から慣れているならともかく、やったこともないのに大量のからあげなんて。
しっかり下味をつけたところまでは良かった。
だけど、揚げ始めると・・・べちゃべちゃ。衣がつかない。
うーーーーん。時間はどんどん迫る。
味はいい。
でも見た目が・・・
「からあげ、べちゃべちゃ、理由」「からあげ、カラッと揚げる方法」など検索してみるも、復活させる方法は見つけられませんでした。
でも、「温度が低すぎるとべちゃべちゃになる」という事実と、「二度揚げ」というものが存在することに気づき、油の温度を高くして、もう一度揚げてみたところ、なんとなく見た目が良くなりました!!!
時間ギリギリ間にあって、無事にパーティ会場へ。
テーブルに各国の豪華な料理が並んだときに思いました。
あ、日本人が他にいない。
これなら誰もこの「Karaage」が失敗作か成功作か分かるまい。
味はよし。
舌触りがどうか、はこの国際色豊かな料理の前で目立たない、と判断し安堵しました。
ふーっ
おそらく90分以上キッチンに立っていたな・・・
高いお肉に、油、ガス代、体力、時間。
よし、今度はやっぱり、またお寿司オーダーしよう。
韓国、中国、ニュージーランド、フランス、ドイツ、チリ、USA、インドネシア、パキスタン、スリランカ、フィンランド、フィリピン、マレーシア、タイ、台湾、ブラジル、スペイン、コロンビア、、、、とにかくいろいろな国からやってきて、今この街に住んでいる人々。
食べることが大好きな娘がいないのが悲しい。
たくさんのメインディッシュからデザートまでずらりと並んで、幸せなひとときでした。
せっかくの交流なのに、息子は居心地の良いソファを陣取り、switchでゲーム。
しかし、そこにさまざまなナショナリティの子どもたちが集まる、集まる。
「ねー、貸して」「ヤダ」「ねーねー、次使わせて」「ヤダよ」
日本人代表としてもう少し親切にしてほしいけども、、、
これも交流か。
どこかで見たことある人、初めての人、ワイワイと簡単な自己紹介の連続。
ここは全国のクリスチャンがバイブルを学びに来るカレッジで、外国からもたくさん来るようです。宿舎もあり、みんなが家族のように仲がいい。
私はクリスチャンではないけれど、このニュージーランドに来て知り合いになった人はほとんどがクリスチャン。
私のような短期滞在者でも温かく迎え入れてくれるコミュニティで、しかも異なるナショナリティ、価値観なのにホッとするほどお互いを尊重している雰囲気。
同じものを信じているって強いなあ。世界をまたいだこのコミュニティをうらやましいなあと思いました。
食事のあとは各国のパフォーマンスやゲーム。
珍しく息子も楽しんで、あっという間に解散となりました。
からあげが良い思い出の一部となれて、良かった。
サポート頂けたら嬉しいです!自分の世界をどんどん広げ、シェアしていきたいです。コツコツ階段を登り続け、人生を楽しみ尽くします。