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エッセイ風

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エッセイ 日々感じること セイ子の想い
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#テレビドラマ感想文

麻薬

麻薬

「『あなたのおかげで助かりました』っていう、あの言葉は麻薬です。」医師の菅波光太朗(坂口健太郎さん)の言葉がずっと引っかかっている永浦百音(清原果耶さん)
莉子(今田美桜さん)は「何かさ、永浦(百音)さんって、ちょっと重いよね。てか、人の役に立ちたいとかって、結局、自分のためなんじゃん」と指摘。

「人の役に立ちたい」という思いで気象予報士を目指してきた百音にとって莉子の言葉をどう受け止めたのだろ

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可能性

可能性

愛「私なんかがキラキラした主人公目指しても仕方ないじゃないですかぁ…脇役として身の丈にあった人生を送れれば、それで満足かなぁ…なぁんて……」
宗介「脇役?」
愛「でしゃばらないように、皆さまのサポートに徹することが性に合ってるんです」
宗介「昔は僕もそう思っていた。でもある人に言われたんだ。“どうして自分の可能性を信じないの”って。」

ドラマ『彼女はキレイだった』(日本版)
愛(小芝風花さん)

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昨日の私

「人と人を比べんじゃないわよ。みんなそれぞれ違ってて当たり前なんだから。他人が勝手に落ちこぼれ呼ばわりしていい権利なんてない」

ドラマ『プロミスシンデレラ』の劇中
優秀な兄と比較して「落ちこぼれ」と壱成(眞栄田郷敦さん)に言ったパーティーの主役の女子に早梅(二階堂ふみさん)がケーキをぶつけて一喝する

「この先、どう生きていくかなんて自分次第。家柄も金も関係ない。こいつ(壱成)はこいつよ!」

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ありのまま

ありのまま

"ありのままの自分を受け入れてくれる人なんていない…
だからきっと誰だって理想の誰かを演じている"

「無理して笑って…彼氏の前で、余裕のある女のふり?」と心配する朝倉美月(波瑠)に対して高岡幸保(岡崎紗絵)の心の中の呟きだ…

ドラマ『ナイトドクター』でのワンシーンだが
他の女性と仲良くしている彼氏の前で強がって、高岡は「ゼッタイ平気。ただのかまってちゃんだから」という。

私にも同じような経験

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手に入らないもの

手に入らないもの

「手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めている方が楽しいんじゃない?」

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の中の主人公とわ子に対する八作の台詞

独りで生きてはいけるが寂しい。寂しいのは嫌だが、そのために誰かと二人でいても、自分を好きになれなかったら、結局独りだ。「好きになれる自分と一緒にいたいし、独りでも幸せになれると思うんだよね。無理かな?」。そう話すとわ子に、八作は軽く

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