昨日の私


「人と人を比べんじゃないわよ。みんなそれぞれ違ってて当たり前なんだから。他人が勝手に落ちこぼれ呼ばわりしていい権利なんてない」

ドラマ『プロミスシンデレラ』の劇中
優秀な兄と比較して「落ちこぼれ」と壱成(眞栄田郷敦さん)に言ったパーティーの主役の女子に早梅(二階堂ふみさん)がケーキをぶつけて一喝する

「この先、どう生きていくかなんて自分次第。家柄も金も関係ない。こいつ(壱成)はこいつよ!」

早梅にセリフが胸に刺さる
人は何かと比べたがる

私自身、親にずっと出来のいい妹と比べられてきたし
社会に出たって評価は相対的だ
どんなに自分で満足できる仕事をしたところで他の人より遅かったり出来が悪ければ評価されない。
マイノリティである私は周りから見れば浮いている
「他人と比べるな…」
キレイゴトだ。
「誰かと比べても意味はない」
ワカッテイル。
「もっと苦しい人もいるんだよ…」
オコラナイデ…

そう言われても痛くて苦しい。

そして自分が幸せかどうかも比べるもんじゃない

自分よりアンハッピーな人と比べたハッピーとか
簡単に壊れる優越感
偽物の幸せ


わかっていても欲しがってしまう私も
偽物だ

普通が欲しい
愛されたい
羨ましい

比べることを拒絶しながら
人と比べてる
私は醜い


昨日の自分より
少しでも
今日の自分が素敵なら
人と比べなくて済むのかな…

昨日の私より
少しでも笑顔になれたら
本物になれるのだろうか

比べるのは
あなたでもなく
未来でもなく
昨日の私




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