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8歳が泣いた『引っ越したくない』②

【2段ベッド事件】

そりゃ、そうだよね。

3年生にもなればもう子供の環境が出来上がってる。

夜寝る前って少しセンチメンタルスイッチ入りやすいんですよね。

今夜、枕に顔をうずめて泣いている長男を発見しました。

布団を殴って殴って・・・。とにかく怒りをぶつけながら泣いていました。

実はその日、子供部屋にあった2段ベッドを処分した日でした。

学校から帰って来た時は、少し広くなった子供部屋に喜んでいました。

しかし、引取業者さんが解体した2段ベッドを軽トラに運んでるのを、

習い事帰りの長男は目撃したのです。

『誰かに持っていかれたくなかった。あげたくなかった』

私はハッとしました。先に説明するべきだった・・・。

『無くなる前にきちんと何故手放すのか説明してなくてごめんね。』

素直に子供に謝りました。

そしてやはり大人の都合としてでも、移住について説明責任はあると思い丁寧に説明をしました。

【伝えた事】
●なぜ手放さないといけないのか
これは単純に持っていけない。もし持って行くのならばとてもお金が掛かる。30万位(ごめん盛っちゃった)30万は1万円札が30枚。
これは強ち嘘では無く、海外引越業者に頼むと全部でこれ位と言う感じです。
お年玉で払ってくれる?・・・即NO頂きました。
ママもやだ。無駄なお金だと思うから、その分のお金は違う所に回せると思ってる、例えば食べ物とか好きな物、欲しい物に使えるじゃん!
  ≪納得度30%≫

あっちでも全く同じの買えるよIKEAだから
同じじゃダメなんだよ!あれじゃなきゃダメなんだ!』と言われました。IKEAのベッドだったので、私としては気に入ってたら同じの買えるしいっか。と思ってましたが、子供にとっては唯一無二で大事な物だったという事を気づかされました。これについては、謝るしかない。
≪納得度ー5%で25%≫

大人になった時にきっと良かったと思えるよ
今はまだ小学校や近所のお友達との関りしかないから、きっと想像できないんだと思う。でも大きくなるにつれてかかわる範囲が広がるんだ。大人になった時に、今では想像できない位大きな世界になってるはずよ。その頃に向けて今一番あなたに良いと思う事をママとパパは選んでるんだよ。だから信じてついてきて欲しい。
若干プロポーズみたいだし、抽象的過ぎて微妙な反応。
≪納得度 28%≫

必死です。親だって必死になって伝えています。

子供はもっと必死なのかも。

小3の息子は、行きたい気持ちと聞きたくない気持ちを行ったり来たり。

戦っています。

頑張れ息子よ、君は出来ると信じているよ。

君の性格ならきっと楽しめると信じてる。大丈夫!

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