成女高等学校

東京都新宿区にある老舗の女子校で、今、じわりじわりと教育改革が進行中。その模様を実況中継&解説していきたいと思います。私たちの格闘している様子をリアルにお伝えしますので、こんな学校あったんだ!と思ってもらえたら嬉しいです。

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    自己表現力を育む授業が始まっています

    本校では令和2年度より「表現プログラム」を導入しています。普通科の高校では珍しい授業なのですが、学校設定科目として正規に行っています。今回は、この表現プログラムについてお話したいと思います。 自己表現するチャンスが少ない!表現プログラムは、「自分を周りに伝える練習」と位置づけています。一言で言うと「自己表現」です。 自己表現と聞くと、もしかしたら芸術家とかアートの世界のものと感じる人もいらっしゃるかもしれません。同様に、高校生に「自己表現しよう!」と言っても、最初は何か作

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      • フォトクラスの授業 … 他の写真教室とは違う3つのこと

        自己表現を通して自信をつけていく「表現プログラム」。 ①自分を知る、②自信をつける、③自分を表現する、の3つの要素に同時並行的に取り組む、本校の特色ある授業の一つです。 その中でも年々進化を遂げているのがフォトクラス。 その名の通り「写真」を通して自己表現に取り組むクラスです。 こう聞くと当たり前に思えるかもしれませんが、さて、写真を通した自己表現とはどういうことなのでしょうか。今回はその秘密についてお話したいと思います。 1.自分の内面にある感情に向き合う冒頭に書いた通

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        • GODIVAに新商品の提案をしたら・・・

          こんなことがあるなんて!高校1年生の「社会と情報」の授業で、グループに分かれて新しいスイーツを考えてプレゼンテーションする取り組みがあったんです。 その中で、あるグループがGODIVAの新商品を考案して、それがなかなか面白かったので、「高校生が考えた新商品案をぜひご覧頂きたいです」とGODIVA本社に持ちかけたんですね。 するとすぐにGODIVAジャパンのマーケティングディレクターのアシスタントの方から「ぜひ拝見させて頂きたい」とのご連絡が! そのことをメンバーの生徒4

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          • 表現プログラムは、新たなステージへ

            こんにちは。今回は表現プログラムのこれからについてです。 表現プログラムは、①自分を知る、②自信をつける、③自分を表現する、の3つの要素に同時並行的に取り組む授業です。 R3年度現在、言語表現系のトーク・ボイス・エッセイ、身体表現系のダンス・コーラス・アクト、視覚表現系のフォトの7種のクラスがありますが、上記の3要素はどのクラスにも共通する骨組みです。 自己表現ができるようになったらさて、自己表現が大切だと言うことは、以前の記事にも書かせて頂きましたが、自己表現ができる

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            • 勝手に桃太郎 4

              本校の「表現プログラム」のエッセイクラスの生徒の作品です。桃太郎をベースにした創作小説を、全4回の連載形式でお届けします。(作:E子) ★第1話はこちら <4> そこで桃川は俺に話し始めた。 昨日、俺の首元の傷を見たことを。 「オレ、鬼島の首元の傷を見た時に・・・。 頭が真っ白になってさ」 「うん」 「それで、その真っ白から戻ってくる間に、オレ、思い出したんだよ。 多分前世でのこと」  そこまで聞いて、俺は桃川が急によそよそしくなった理由がわかった。 黙っている俺を見つ

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              • 勝手に桃太郎 3

                本校の「表現プログラム」のエッセイクラスの生徒の作品です。桃太郎をベースにした創作小説を、全4回の連載形式でお届けします。(作:E子) ★第1話はこちら <3> アイツの額にある傷を見つけた時から、なんだか心がザワザワし始めた。もしかして。 もしかすると。 俺が現代に転生したように、桃太郎も転生したのではないか? 目の前にいる桃川が、桃太郎が転生した姿ではないのか?  疑い始めたら、キリが無かった。 その日から、俺は桃川を無視するのではなく、注意深く観察するようになった

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                • 勝手に桃太郎 2

                  本校の「表現プログラム」のエッセイクラスの生徒の作品です。桃太郎をベースにした創作小説を、全4回の連載形式でお届けします。(作:E子) ★第1話はこちら <2> 俺は桃太郎に殺されたあと、人間として生まれ変わり、再びこの世に生を享けた。 輪廻転生?とか言うやつらしい。 俺の前世が鬼であることに気づいたのは、物心がついた時のことだった。  生まれつき首元にある、刃物で切られたような大きな傷。 それを鏡で見た時、前世の記憶が走馬灯のように頭の中に流れた。 あの時受けた痛み、

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                  • 勝手に桃太郎 1

                     本校の「表現プログラム」のエッセイクラスの生徒の作品です。桃太郎をベースにした創作小説を、全4回の連載形式でお届けします。(作:E子) <1>  ザクッ  身体を切り裂く音と共に、今まで感じたことの無い痛みが突如首もとを襲った。力の入らなくなった身体が、地面に倒れ込む。  なんだ、何が起こった?  あまりにも突然の出来事に、頭が混乱する。 首元からドクドクと流れる血が、地面に拡がっていく。  つい数秒前まで、みんなと酒を飲んでいたはずなのに。 まさか、この鬼ヶ島

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                    • 高校生の主体性を育む方法

                      本校の教育方針は「社会で活躍できる、自律・自立した女性の育成」です。 過去の記事「改めて考える、自立するって何だろう」に書きましたが、自立した人の共通点は「やりたいことがある」だと思っています。 では、どうしたらやりたいことが見つかるのか。 そのキーワードの一つは「主体性」ではないでしょうか。 もともと主体性がある生徒はよいのですが、まだ主体性が発芽していない生徒に対してどう対応すればいいのかは、意外と難しい問題ですよね。 そこで今回は、高校生の主体性の育み方について考

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                      • 英語の授業:生徒に合わせたインプットとアウトプット

                        こんにちは。今回は英語教育について書きたいと思います。 生徒の英語力にばらつきがあると、どうしても教科書を使いづらくなってきます。 2学期を迎えたとき、教科書の続きには動名詞や分詞のページがあったのですが、担当している生徒たちのことを思い浮かべて、彼女たちにいま必要なことは何だろう、と立ち止まって考えてみました。 で、果たして教科書通りに進めるべきか躊躇してしまいまして。。。 それで、ある科目の授業では、曜日によってインプット系の内容・アウトプット系の内容、というよう

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                        • リアルJKのエッセイクラス〜書いた先には未来がある〜

                           こんにちは。成女高校表現プログラムで、本年度からエッセイクラスを担当している西山千登勢です。エッセイクラスでは「自分の感じたこと、思ったことを、読者にわかりやすく書いて伝える」を基本に、高校2、3年生の生徒さんと一緒に学んでいます。 文章を書くとは ところで、皆さんは「文章の書き方」をどこかで習った、または教わった記憶はおありでしょうか?例えば小学校時代から、夏休みの宿題にいつもあった気がする読書感想文。どんなふうに書いたらいいのか、教えられた記憶はありますか?また書いた

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                          • あの大学生起業家、伊藤瑛加さんを授業にお迎えしました

                            高校時代に起業し、現在は株式会社Sunshine Delight社長と、中央大学法学部2年生の二つの顔を持つ伊藤瑛加さん。 起業のきっかけをさかのぼると、高校生のときに授業で身近な疑問の解決に取り組んだことだったそう。これは本校の自主研究の授業の考え方「身近にある好き・興味を、将来の仕事につなげる」に重なりますので、まさに私たちのロールモデルとなる人物です! そんなことから意気投合し、先日、本校の高校1年生の「自主研究」の授業にお迎えしました。その模様をレポートいたします

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                            • 中高生の英語学習、教科書には書かれていない大事なこと

                              私は英語の教員です。と言っても、一般企業に勤めていたときに5年間海外赴任をして英語漬けになり、その後いくつかのビジネスを経験した後に、英語教員に転身したという変わり種です(笑) 「英語は習ったようにしか教えられない」と言いますが、そういう意味では私は、日本で学んだ英語と、海外で身につけた英語の両面から見ることができるので、これを活かした授業をしていきたいと思っています。 そんな私に立ちふさがるのが、教科書にある文法です。 文法の教科書は昔も今も変わっていない今年も本校で

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                              • 大公開!人前トークを丸暗記の朗読にしない方法

                                読者の皆さんはじめまして。成女高校の表現プログラムで「トーク」のクラスを担当している五戸(ごのへ)と申します。プロフィールは最後にまとめましたので、ご興味ありましたらご覧ください。 高校生に授業で「トーク」を教えるって、いったい何をどうやるの?と疑問を持つ方も多いかと思います。成女高校の教育方針「社会で活躍できる、自律・自立した女性の育成」のために、トーククラスで行っているのは「たくさんの人の前で話す時も、丸暗記の朗読をしない」です。 人前で話すのが苦手な日本人社会人を対

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                                • 改めて考える、自立するって何だろう

                                  本校の教育方針は「社会で活躍できる、自律・自立した女性の育成」です。 自律とは、他人に頼らず、自分自身で立てた規範に従って「行動」することを指しますよね。つまり自律は自立のための手段にもなるものだと思います。 そこで今回は、目指すべき「状態」である、自立について書いてみたいと思います! なぜ私たちは「自立」を目指すのか教育理念や教育方針に「自立」という文字が含まれている学校は、多いのではないかと思います。しかし、なぜ自立が大切なのか、をはっきりと示している学校は少ないような

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                                  • JKのほんとのきもち

                                    今回は、本校の「表現プログラム」のエッセイクラスの作品2点をご紹介します。 お題は「私の成女高校での1日」で、目標課題は「シーンを切り取る」でした。時系列ではなく、できるだけ自分の印象に残っていることから、読み手も一緒に体験しているように書いてみよう!という取り組みでした。 今、高校生というたった3年間の短い季節を、全力で駆け抜けている生徒たちの本音です。どうぞご一読ください。(講師:西山千登勢) ギリギリJK「起きたら、なんかいつの間に学校着いてたわ」なんてくだらない

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