新刊予告
今年、思潮社から叙事詩『国始事』を刊行します。天地開闢から神武天皇即位までの日本の建国神話を描く五部構成の長編詩で、一応、日本文学史上初の叙事詩です。神名を引くことのできる索引も付いているので、気になる神の名前を探れば、その神が出てくる部分を簡単に見つけることができます。日本の神話に興味のある方はぜひ読んでみてください。
刊行の日付などはまだ未定なので、とりあえず今は予告として以下に目次のみ掲載します。 刊行が近づきましたら、また改めて詳細をお知らせします。
国始事
目次
序
第一部
天地開闢
国生みと神生み
伊奘諾の黄泉下り
素戔嗚と天照大神の誓約
素戔嗚の狼藉
天照大神の岩戸隠れ
素戔嗚の八岐大蛇退治
第二部
大己貴と少彦名の天下経営
大物主の顕現
三輪山伝説
大己貴の婚姻
天照大神の勅命
天穂日の派遣
天稚彦と下照姫
経津主と武甕槌の派遣
大己貴の国譲り
第三部
天孫降臨
木花之開耶姫と磐長姫
火の中の出産
第四部
海幸山幸
豊玉姫の出産
彦波瀲武鸕鷀草葺不合の系譜
第五部
東征開始
長髄彦登場
彦五瀬命薨去
名草戸畔の抵抗
稲飯命と三毛入野命の離脱
霊剣韴霊下賜
八咫烏の導き
兄猾と弟猾
吉野の地祇たちとの遭逢
国見の丘の八十梟帥の征伐
兄磯城と弟磯城
可美真手と長髄彦の不和
磐余彦と長髄彦最後の決戦
土蜘蛛の征伐
橿原の宮造営の勅令
磐余彦と媛蹈鞴五十鈴姫の婚姻
日本建国
人名・神名索引