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#12.5 「DXの本質」 DXで「価値の変革」をする

資本主義の終焉か….

資本主義の限界がささやかれています。金が余り、金融資産がコモディティ化していくような時代です。新しい価値の誕生が求められます。

「モノからコトへ」、そして「コト付きのモノへ」

新しい価値の提供価値の提供の「場」の創出が必要になります。そこにデジタル化必須です。

では、どのように新しい価値を提供していけば良いのでしょうか?
求められているのは、自分たちの思考の枠から出た、新たな価値の創出です。

そのためには、これまで通りのやり方を踏襲するのではなく、新たな価値軸を創出することが求められます。新たな価値軸を基にした新たなアイデアを評価する際も、既存の評価軸とは異なる目利きをする力が必要となります。

「顧客の変革」でも話したとおり、「顧客は欲しいものを分かっているわけではない」ではないのです。顕在化したニーズを捉えるだけでは、顧客のニーズの本質はあぶり出せません。

そこで、新たな価値の創出に必要となるには3つ「視る」を意識する必要があると考えています。

3つの視るには「視点」「視野」「視座」という3つの「視る」が存在します。この3つの視るを柔軟に使いこなす必要があります。一つずつみていこうと思います。

「視点」
どこから視るかという「視点」
その眼は、鳥の眼、虫の眼、魚の眼を使い分ける必要があります。一つの物事をさまざまな角度から視ることです。視る方向性を変えるだけで物事は一変するかもしれません。

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「視野」
次に、どの範囲を視るかという「視野」
視野には「空間軸の視野」「時間軸の視野」が存在します。視野は、ただ広げれば良いという訳ではなく、空間軸と時間軸の視野をズームイン、ズームアウトするとことが重要です。

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「視座」
そして、どの立場で視るかという「視座」
ビジネスで言えば経営者の立場であったり、国際関係で言えば中国の立場だったり、あるいは首相の立場だったり...というわけです。その立場になりきることが「視座」です。さまざまな視座で見ることによってコンフォートゾーンをズラして、盲点(スコトーマ)を外すということも重要です。

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この3つの「視る」を、意識する事によってイノベーションのヒントは生まます。視点を変えて、視野を広げて、さまざまな人の立場で、物事の本質を見るべきです。
そうすることにより、新しい価値が見えてくるのではないでしょうか?



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