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『なぜイノベーションは起こらないのか?』

多くの企業がイノベーションを模索しているにもかかわらず、そのほとんどが画期的なイノベーションを起こせていない

これは非常に残念なことだ

このイノベーションが生み出せない要因がいくつかある

今回はその要因について考えていきたい

・旧態依然とした意思決定

新しいアイデアやイノベーションの芽が芽吹いたとしても旧態依然のプロセスや意思決定の遅さ、意思決定する人々の旧態依然とした思考力がイノベーションの創出を阻む
この意思決定をする人が思考停止していたりするとイノベーションは、まずもって進まない…
このような人たちは、上層部の人に限らず、現場の人々もそういった思考に陥っていることが多々ある
そのイノベーションが実現されると自分たちの仕事が奪われると考える人…
残念ながら、こういった人々も一定層いるのが現実である

・中途半端な投資

素晴らしいイノベーションアイデアがあったとしても、中途半端な投資により、そのイノベーションは単なる改善に成り下がる
これほど無駄な投資はない
覚悟を持って大きな投資をして失敗した方がよっぽどマシである
その失敗には学びがあるはずである
投資額が大きくなれば実現する人たちの覚悟が増す
投資を抑えて実行すれば実行者の覚悟は薄れ、モチベーションも下がる
キチンとした振り返りもおざなりになる

・単なるツールの選定と導入

イノベーションが単なるツールの導入に置き換わってしまう事もよく見受ける

ツールの制約によりイノベーションが制約される事…
これも単なる改善に成り下がる

残念ながらこれも結構ある事例だ
ツールを入れてイノベーションを起こした気になっている
メジャーなツールであればあるほど、どこの企業も利用しており、それは他社と同じ事をしているだけである
単なる自己満足にすぎないのではないか…
あるのは他社も入れているから安心ということ

もっと外の風景、外からの風景を見るべきである

・PoCシンドローム

とりあえずPoCでという覚悟の欠如…
ベンダーにとりあえずPoCをしましょうと言われやってみる
これは、ほぼ成功しない

PoCだけで何のイノベーションも産まない

これは近年、良くある光景だ

まさにPoCシンドロームである

・リスク回避主義

イノベーションにリスクはつきもの

リスク回避に走ってばかりではイノベーションは絶対に起こらない

・過去の事例や実績依存

過去の事例や他社の事例に頼る
過去の事例や他社事例は、もう既に実施していることであり、それはイノベーションではない

過去にやったことがない?、他で事例がない?
そんな事は経験がないからできない?

だからイノベーションなんだ

過去にやったことがあったり、他でやっていることはイノベーションではない

ただの猿マネだ

・現時点のことしか考えない

単一的なことしか思考の視野に入っていない
目的はなにか?
本質はなにか?
ということから外れるとイノベーションにはならない

・短期的思考

現時点で実現したことは1年後には陳腐化していると考えるべき

それはすぐにマネされる

未来思考、未来志向で考えないと環境の変化のスピードにすぐに飲み込まれる

・短絡的思考

楽して実現できるのは嬉しいことだ
しかし、自分たちが楽してできる事は他社もすぐにできる事である

そこに先行優位性はない

難しいことにチャレンジして実現するその先にイノベーションはある
チャレンジしないもの、リスクを取らないものには、残念ながらイノベーションは決して訪れない...

とまあ、言いたい放題書いてみた

まあ、至極当たり前のことだと思う方もいるだろう

これがなかなかできない…

人は分からないもの、自分自身で判断できないものには覚悟を持って意思決定できない

すると多くの人の意見を求める

多数決を取りたがる

しかし、イノベーションは少数派の訳の分からないものの中にある

多数決ではイノベーションは起こらない

では、どうすれば良いか?

ここに書いた逆のことをやれば良いだけだ

失敗してもキチンと反省して次に活かせばよい

ムダな投資をダラダラ続けるのではなく、撤退の基準だけリスクマネジメントとして設定しておき思い切り実行すべきだ

と、思う今日この頃…

ただの愚痴ですね

おしまい



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