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seigo
2020年10月2日 16:50
それはそろそろ夜が明けようとしている頃の事だった。誰もいないはずのマンションの部屋で誰かの声が頭の中に響いた。(痛い、苦しい。誰か助けて!)「何だ?誰だ?何処から聞こえてくる?」辺りを見回してみるが、部屋の中はいつもと変わらない殺風景なワンルームのままだ。という事は外からか?ガラッと窓を開けて僕を呼んでいる誰かを探してみたが、やはりまだ夜が明けたばかりの此の時間帯には人っ子一人見当た