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根がしっかりしているから、高く、そして広く

木が空に向かって高く伸び、多くの枝葉を広げるのは、根が地中深くにしっかりと張り巡らされているからだ。この「根の力」が木全体を栄養を巡らせ、支え、成長させ、広がりを与えている。

技術と根本の関係もこれと同じだと考えている。技術という枝葉がどれだけ広がるか、どれだけクオリティが高く伸びるかは、「根本」という見えない部分にかかっている。根がしっかりしていれば、技術は無理なく自然に成長し、さらにその広がりは止まることがない。

根本が技術を支える仕組み

1. 根が高く伸びる力を与える
木が高く成長するためには、根が地中深くまで張っている必要がある。同じように、技術を極めたり、難易度の高い課題に挑戦したりするためには、「何をやりたいのか」「何を伝えたいのか」という明確な根本が必要だ。

2. 根が多くの枝葉を育てる
枝葉は根から栄養をもらいながら広がる。。根本が強いと、技術はその支えを受けて多様な方向に伸びていく。たとえば写真では、しっかりとしたテーマがあれば、ライティング、構図、編集といった技術を有機的に組み合わせることができる。

3. 根が全体のバランスを保つ
根がしっかりしている木は、風が吹いても倒れない。同じように、根本が整っていると、技術の使い方に無駄がなくなり、どんな状況でも揺るがない表現が可能になる。

根を鍛えることで技術が広がる理由

1. 目的が技術を導く
明確な目的(根本)があると、「どんな技術が必要なのか」「どれが自分に合っているのか」が分かる。この判断力が、技術を無駄なく成長させる。

2. 余裕が生まれる
根がしっかりしていれば、技術に余裕が生まれる。無理をせず、必要なものを的確に使えるため、アウトプットに自然な深みが出る。

3. 技術が有機的に繋がる
根本が明確だと、学んだ技術が一つ一つ繋がり、全体としてバランスの取れた表現が可能になる。バラバラだったスキルが、根から栄養を受けた枝葉のように一体化していく。

根があるからこそ、さらに高く、さらに広く

木の枝葉を広げようとするとき、まずは根を深く育てる必要がある。写真でも同じで、「何を伝えたいのか」「何を表現したいのか」という根本をしっかりと意識することが、技術を伸ばし、洗練させ、広げる鍵となる。

根を意識して育てていくと、技術はただのスキルではなく、「伝えるための道具」として本当の力を発揮するようになる。木がさらに高く、そして広がっていくように、あなたの技術も限りなく進化していくだろう。

髙桑塾では枝葉だけではなく、根本を鍛えるための仕組みが組み込まれています。今その瞬間、気づかずとも根本が強くなっていくように。

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[PLWS]高桑塾 フォトグラファー 髙桑正義 (たかくわせいぎ)
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