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ボクの戦争論

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記事一覧

美術館と博物館

美術館 美術館は楽しい。 なぜなら芸術作品は、芸術家が観てもらうことを想定して、作っている…

西願広望
2日前
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京都と姫路で戦争と平和を考える

8月19日は京都 リニューアルしたばかりの、立命館大学国際平和ミュージアムを視察。 まずは…

西願広望
3日前
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戦争SFアニメ映画「スカイ・クロラ」。
心に残ったセリフ。

「可哀想なんかじゃない。同情なんかで、あいつを侮辱するな。」
 ーある女指揮官のセリフ。

「明日死ぬかも知れない人間が、大人になる必要あるのでしょうか。」
 ーある少年兵のセリフ。

西願広望
6日前
14

8月13日のTBSの報道。
ウクライナ軍によるロシアのクルスク州に対する越境攻撃に関して、
プーチンは「民間人を攻撃する連中とどんな交渉ができるのか」と述べた。

大爆笑。
ひさびさにまじめなニュースを見ていて、笑ってしまいました。

西願広望
10日前
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戦後の有名な伝説に「みんな貧しかった」伝説がある。
ほんとうだろうか。

「貧しかったので、野菜を買うために着物を売った」と聞く。
ならば、着物を買った農民は、よろこんだのではないか。

「すべて焼き尽くされた」と言うが、嘘だ。
空襲の標的は都市だ。農家は無事だったはずだ。

西願広望
11日前
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開高健『輝ける闇』を読んで

noteで、元女子校文芸サークル部員が開高健『風に訊け』を紹介していた。 ニヤニヤと、たしか…

西願広望
2週間前
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広島G7サミットに見る政治力=調整力

みんなで一緒になにかをするそもそも政治とは欺瞞だ。個々人はみんな違う。それにもかかわらず政治はなんらかの政策によって複数人を同時に満足させようとするのだから、原理的には欺瞞が発生して当然である。矛盾があって当然である。 しかし複数人が一緒に何かをしようとするとき、政治という「諸利害の調整」が必要になる。 今回の広島G7サミットは「政治ショー」というものの可能性を見事に示してくれた。 みんな違う思想信条の持ち主だ。例えばイタリアのメローニさんは移民排除を唱える極右の白人至上主

また8月6日がやってきた

「反戦平和」にうんざり また8月6日がやってきた。 今年も例年のように、10日間、日本のマス…

西願広望
2週間前
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なぜベトナムはシニカルなのか

シニカルであるとは、理想を持たないこと、つまり未来に思いをはせないこと、刹那的であること…

西願広望
1か月前
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次の軍事作戦を妄想する ―積極平和主義

井上幸治は、歴史家は小説を読まないと、頭がかたくなっていけないと言ったという。 小説を読…

西願広望
5か月前
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クリストファー・コーカー著『戦争はなくせるか?』を読んで

戦争の自律性クリストファー・コーカー著『戦争はなくせるか?』奥山真司訳(勁草書房、2022…

西願広望
7か月前
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軍人文化を女子教育に応用するーSmart – Steady - Silent

最近、A短の昔の教え子たちと、ささやかながらコミュニケーションをとる機会があった。ひとこ…

西願広望
7か月前
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軍人文化を女子教育に応用するーWho Dares Wins

自信先日、寒いけど日差しが眩しい冬の日だった。 A短のかつての私のゼミ生、通称マッチャン…

西願広望
7か月前
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軍人文化を女子教育に応用するーSemper Fi

Semper Fi日頃、私は革命に失敗した老革命家みたいに、荒涼とした心持ちで過ごしている。 今年の年末年始も独り寂しく過ごすのかと思いきや、大晦日は、かつて私がA女子短大に勤めていたときの教え子、通称トニー(現アラサー女子)が遊びに来てくれた。 どうやら「西願が淋しそうだから、かまってあげよう」とでも思ってくださったのだろう。 なにやら照れくさい。 だが久しぶりに私の胸はあたたかいもので満たされていた。 小池栄子似のトニーは、強靭な生命力の持ち主である。一緒にいるだけで