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清風堂のおすすめ vol.9(2023/11/5)

 清風堂書店の谷垣です。

 先日、10冊ほど新書を買っていただいたお客様がいらっしゃいました。抱えて持ってきた本が、カウンターにドサッと置かれます。読書家なんだなと感心しながらも、やはりたくさん買ってもらえることが一番嬉しい瞬間でもあります。ほくほくした気分に浸りながら、レジに本を通していきます。するとびっくり。合計金額が1万円をかるく超え1万3千円ほどに。あれ、1、2冊余分に通してしまったのかな。冊数を確認してみましたが間違いないようでした。
 ここであらためて言うまでもないですが、本も物価高の煽りを受けています。1000円を超える新書は今では珍しくありません。しかし、それは1冊1冊で見た場合の話。今回のように、実際に目の前に積まれた本と会計金額とを比べてみると、そのギャップに頭がついていきません。本が高くなったことをあらためて痛感したのでした。


イベント会場の下見に行ってきました

 先日、会場の下見として大阪市中央公会堂へ行ってきました。今回開催するイベントはこちら。(※今回のイベントはリアルのみ。配信はございません!)

 じつは、この会場でイベントを行うのは初めてのこと。この日は、事務室の方から会場となる部屋を案内していただきました。まず、当日イベントに参加される方に注意していただきたいのは、入口が複数あるという点です。私は何回か伺ったことはありますが、どこから入ればいいのかいまだに迷います(私が方向音痴なだけかもしれませんが…)。念のため公式HPから引用しますね。

サンクスガーデン(南側)の⓶番入口から入場。エレベーターで2階へ。
イベント当日は案内板を設置する予定です。

 サンクスガーデン(南側)の⓶番入口から入場し(※イベント当日は案内板を設置する予定です)、エレベーターで2階へ上がります。エレベーターを出てすぐ右手が今回のイベント会場(第6・7・8会議室)です。歴史を感じさせる扉です。

写真左の扉が受付となる予定です。

 公会堂は人気の会場で、予約も早々に埋まってしまうのですが、今回はなんとかお借りすることができました。いつかこちらでイベントを開催したい、と考えていたので嬉しいかぎりです。そして、今回はリアル参加のみということで、いつもより大きめのお部屋を用意しています(定員約40名)。ふだんのイベントでは、開催日の前日から申し込みが増えることが多いです。ただ、先着順で申込受付を進めておりますので、定員をこえた分についてはお受けできませんのでご了承ください。お申込みはお早めに!

これから出る本

『世界』がリニューアルします

 2024年1月号よりデザイン・構成・内容が大幅にリニューアル。1月号の特集は「ふたつの戦争、ひとつの世界ーー2024年を生きる」と「ディストピア・ジャパン」です。そして、武田砂鉄さんの新連載も開始します。これまで当店では定期購読のお客様にのみ販売しておりましたが、これを機に店頭販売を再開します。お楽しみに。

キタガヤフリー・アジアブックマーケットに行ってきました

 キタガヤフリー・アジアブックマーケットへ行ってきました。実際に行ったのは今年がはじめてです。1階は飲食店ブース、2階は雑貨など。本が並ぶのは、階段を上がって3階にあります。私が行ったのは2日目・日曜日でした。会場にはたくさん人がいましたが、土曜日の方がもっと多かったそうです(灯光舎・面髙さん談)。

地下鉄四つ橋線・北加賀屋駅から徒歩10分ほど。

 この日とくに楽しみにしていたのは、汽水空港と三輪舎+生活綴方出版部。三輪舎の中岡さんは、私が到着したころにトークイベントに出演されていたので、終わってから伺うことにしました。生活綴方出版部のブースには、リソグラフで印刷された手製本がところせましと並びます。実際に手に取ってみると、手になじむ感じがしてとてもいい。持っているだけで嬉しくなってしまいます。三輪舎の中岡さんとはじめてお会いできたのもよかったです。こうやって、作り手と直接話ができるのもイベントの良いところですよね。

 一方、汽水空港はお客さんが途絶えることなく、なかなか話しかけるタイミングがつかめませんでした。結局、モリさんがお昼ご飯を食べているときに声をかけることに(お食事中にすみませんでした…)。中身のわからない本が入った「パン」のような本、アンパンとカレーパン。『Whole Crisis Catalog』(おそらくスチュアート・ブランドの『Whole Earth Catalog』が元ネタではないでしょうか)を購入し、サインもいただきました。嬉しい。鳥取に行くときはぜひお店にも伺いたいです。というより、汽水空港に行くために鳥取旅行を計画する未来が見えます。

 このほかにも、朝日出版社・灯光舎・青幻舎・つくづく・どく社・CUONのブースに伺いました。たくさん買ってしまった…。

自制心がきかなくて、たくさん買っちゃった。お祭りですからね。

 以上、イベントレポートでした。当店もこういうイベントにいつか参加してみたい、という気持ちを強くしました。でも何を売ればいいのだろう。サイン本なら持っていけるかもしれない。お世話になっている著者さんも一緒にブースに立ってもらったり。イメージだけが膨らんでいきます。とはいえ、どういった「場所」で売るのかが一番大きい気もしますね。

 もしこれを読んでくださっているなかに、イベント企画のお仕事をされている方がいらっしゃるなら、ぜひお声がけください。

(終)

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