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『同病探し』!

昨夕近所の中華料理店で野菜ラーメンを食べた。

一頃脂っこいものは食べられなかったが、最近は大丈夫になった。

もともとラーメン好き元に戻っただけだ。

店には誰もおらず食べおわりお代を払おうとするとおかみさんが『お元気ですか?』と話しかけてきた。

根が正直なもので昨年師走に白内障の手術をしたことを話した。

するとおかみさんは『うちの主人も』ですと告げてきた。『主人』とはお店の『店主』のことだ。

ああそうでしたかとしばし『白内障手術経験者同士』の『白内障談義』に

花を咲かせた。

私は近所の『クリニック』だったがご主人は南青山の『クリニック』とか!

なぜか『負けた!』と思った。

別に『クリニック』選びの『競争』をしているわけではないのだが

『地元』と『南青山』を単純に比べると理由もなく『南青山』の勝ちと思ってしまうところが私の人間の小ささの証拠。

共にまだ『点眼薬』は続けているが『同病者』と出会うとなんだか嬉しくもほっと安堵する。『同病相憐む』の喩えか。

うちのカミさんも10年前に同じ病院で『手術』を受けているがその時カミさんは私みたいに少しも騒がず『淡々』としていたので『同情』もしなかった。今になってごめんなさいと思うがもう遅すぎるか!

自分が手術を経験すると同じ『経験』した人と会うとなんだか安心する。

どうやら当分『白内障手術経験者』探しを続けることになりそうだ。どこか

『戦友探し』に似たところがあるかも。

もちろん『重い病気』のことは尋ねたりはせぬし

『戦争』に行ったこともないのだが・・・


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