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書店閉店祭壇の如し!

町田のデパートの中の書店が閉店した。

昭和51年『開店』以来45年の営業を2月3日に閉じたという。

昨日書店の後がどうなったかとお訪れて見た。

そのフロワーはそこだけ白い幕で囲われていて、中は見えず、

書店の跡のお店の表示もなかった。だから中を垣間見る事もできなかったが、さながら『葬儀・告別式』のような奇妙な感じであった。

お店の『閉店』とは『葬儀・告別式』の如しと思った。

45年のうち定年退職をしてから23年はその書店に通っただろうか。

サラリーマン時代には会社内に書店があったので本の購入はそこで済ませていた。定年後はその書店一辺倒であった。デパート共通の『ポイント』もつくし、重宝であった。

45年前といえば私は35歳、仙台ぐらし、その後名古屋、東京、成城学園前、仙台。そして57歳で定年。今80歳。

おそらく何千冊という『本』を購入したお店の『店じまい』、感慨も一入だ。

次なる書店は相模大野に見つけたので困る事もないが、もっともいつまで本を読めるかわからないし、この頃読む速度がめっきり遅くもなっている。

脈絡なく、ちあきなおみさんの『紅とんぼ』を口ずさみたくなった。

『思い出してよ』ではなく『思い出すから時々は〜』と。

なんだか『寂しくはある』!


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