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第611回【筋トレ日誌 その他日々是】602(2023/1/22)▲▲自分の中での一線を超えたら、なんだか勇気が湧いてきた話▲▲

本日は

県のトライアスロン協会が主催する

オープンウォーター練習会なるものに

初めて参加しました。


トライアスロンは海(時には川や湖)で泳ぐので、

その環境に慣れていくための練習を

この時期にやっておきましょう、

という意図らしいです。


もちろんこの季節なので

屋内プールでの練習会なのですが、

『初心者でも大丈夫』という言葉につられて

申し込みをいたしました。


申し込んだ後に聞いてビックリ、

飛び込み用のプールなので

水深なんと4メートル


4メートルですよ。

これまで泳いだことがあるのは

たかだか水深2メートル程度。


トンカチとまでは言わないけれども、

そこまで上手に泳げない人間が

突然4メートルですか・・・。


やはり怖いですからね、

申し込んだことを少し後悔してしまいました。。。


一応ウエットスーツをお借りして

臨んだとはいえ、

やはり4メートルの未知の世界に

ビビってしまったのです。


普通に考えれば

ウエットを着れば少なからずの

浮力が発生するので、

4メートル下まで沈むなんてことは

あり得ないのですが、

知らない世界、

触れたことのない世界は

怖いものなのです。


『さぁ水に入りましょう、楽しみましょう!』

と協会の偉い人は言っていましたけど、

そんなすんなり楽しめないわ・・・

そんな感じで入水。


プールって水が綺麗ですから

プールの底まではっきりと見えるんですが、

これが想像を絶する深さなのです。


水泳で一番の敵は『恐怖』だ、

と何かで聞いたことがありますが、

恐怖を捨てられるほどまだ強くはない・・・。


しかし、

せっかく来たのにプールの端に

捕まっているわけにもいかないので、

恐れと戦いながらの25メートル泳。


早くはないけど

なんとかクロールで端から端まで泳ぐ。

ひえー、

途中で止まったら死んじゃうわ。

死なないために

必死で25メートルを泳ぎ切る。


よくよく考えたら

沈まないんだから死ぬわけないのだが。。


しかしそのうち慣れてくるんですよね、

不思議と。

この位までならいけそうだから

頑張れそう、という発想に切り替わって。


これが何回か出来るようになってくると、

水に入るのさえビビってたオッサンが

あっちからこっちまで泳ぐことが出来ただけで

自己肯定感が爆上がってくるわけです。


これって

泳げる人から見たら

何のことも無いことなんですが、

ゼロスタートの人間からすると

大きな飛躍になるわけです。


これは他の事例でもありそうな話ですが、

このゼロ→イチの時の

恐怖、苦痛、苦しさを一旦乗り越えると

その後が比較的楽になってきたり

するものなのですよね。


私が水泳を始めたのが

ちょうど2年前の今頃でしたけれども、

当時は立って歩くこともできる浅いプールで

水飲むわ前に進まないわで

恐怖に慄いていたわけですが、

今や4メートルですよ。


俺実はスゲー、なんて思っているわけですが。


恐怖や自分への限界は、

所詮は自分の中で勝手に設定しているもの。


その限界値を

勇気を出して一歩越えてみると、

意外とスルッと先に進むとでも言うか

楽しい未来に繋がるもんなんだろうな、

と感じた日曜の昼下がりだったのです。

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