吉岡 星 / Sei Yoshioka -ガラス農家-

酒とガラスと温泉と。 大阪👉富山👉尾張瀬戸👉秋田👉2020年11月、岩手は遠野に移住…

吉岡 星 / Sei Yoshioka -ガラス農家-

酒とガラスと温泉と。 大阪👉富山👉尾張瀬戸👉秋田👉2020年11月、岩手は遠野に移住 Glass Farm MANZO代表 ふるさと納税を利用したクラウドファンディング実施中!(〜2020年12月末) https://www.manzo-glass.com

最近の記事

クラウドファンディング 結果報告

2020年末まで実施しておりましたクラウドファンディング、終了いたしました! https://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/46,46073,295,603,html 上の一覧の通り、合計61名の方に総額939,500円のご支援をいただきました👏 ご支援いただいた方、こっそり応援してくれた方、工房の宣伝をしてくださった方、その他日頃から気に掛けてくださっている皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。 (」°ロ°)」 ありがとぉーー!

    • 吉岡星 / Glass Farm MANZO

      【 輝きは飾りじゃない 】ガラスの30代。 気がつけば酒器ばかり作ってしまうよ。 陶芸への憧れからか、ガラスっぽくないものを追求しがちですが、所謂ガラスらしい、シンプルで綺麗なモノも得意です。 切子などの研磨も得意です。 やればできる子です。 【 半農半硝 = 農業×硝子工芸】 大阪府豊中市出身、吉岡星(ヨシオカセイ)です。 名前とイメージで女性だと思われることが時々ありますが、すみません。 残念ながら30代後半のおっさんです。 ※イメージ図 (illustrate

      • cloudやと思ってた…

        やっとこさはじまりました、クラウドファンディング型ふるさと納税。 https://www.furusato-tax.jp/city/usage/03208 税金のことは良く分からない、めんどくさいと思っているそこのあなた! めっちゃ簡単ですから、是非これを機にふるさと納税を利用して自分の意志で税金の使い道を選択してみてください。 ところで「なぜふるさと納税なの?」とお思いの方も多いと思いますので、説明をば。 CAMPFIRE、Makuakeやら、数多ある普通のクラファン

        • ガチでリアルに現実的な話

          「ガラス作家として独立して、自分の工房を作るんです」というと、「そうか、やっと夢を叶えるんだね」と言われるのですが、実感はそんなフワフワしたものではなく、不安と期待が入り混じる至極現実的な感情に押し潰されそうになりながらなんとか毎日耐えている。そんな気分です。 相変わらず工房建設は3歩進んで2歩下がる。 建つようでなかなか建たない。 事あるごとに建築基準法や消防法の壁にぶち当たっては右往左往しながら少しづつ前進しつつ、先週「いつでも工房を建てても良いよ」というところまで来た

        クラウドファンディング 結果報告

          税金って、行政って。

          このところ、税金の使われ方と行政の在り方について何だかとても気になってしまうことが身の回り、それもとても近いところで起こっていると感じるのは僕だけでしょうか? 永らく更新していませんでしたが、その間に人は外を出歩かなくなり、人と人との距離は増し、今まで在った物は間違いなくそこには在るのにまるで別のモノにすり替えられたかのように世の中は大きく変わってしまったような気がします。 否、それもまだ刻一刻と今まで我々が過ごしてきた生活からは変化してきていて、さらにこれからも変わって

          硝子農家物語 -そもそも と あるある-

          そもそも「硝子農家」って何やねん? 我々の業界あるあるですが、「ガラスをやってます」と自己紹介すると「あぁ、ガラス職人ですか」と言われます。 興味のない人には知らんがなランキング上位に入ってくること間違い無しですが、我々の業界「ガラス作家」と言う肩書きで多くの人間がやらせてもらってます。人によっては「ガラス造形家」や「ガラス屋」と少し幅をもたせたりもします。 では、「職人」と「作家」の違いとは? 差別ではなく本当の意味での区別ですが、職人は「他所からのアイデアに対して

          硝子農家物語 -そもそも と あるある-

          硝子農家物語 -犬も歩けば棒に当たる-

          犬も歩けば棒に当たる 日本の義務教育を受けた人なら誰もが聞いたことがあることわざではないでしょうか。 そもそもは「出しゃばると災難に遭う」という戒めの言葉だったようですが、いつの頃からか「出歩けば思いがけぬ幸運に出会う」という解釈もあるようで、どちらにせよ出歩けば良かれ悪かれ何かあるよという当たり前の話なんですが、アクションを起こさないとレスポンスはないということなんでしょう。 先日、遠野にて建築士の方と会い、工房建設の契約をしてきました。 まだ行政からの最終的なOK

          硝子農家物語 -犬も歩けば棒に当たる-

          硝子農家物語 -救世主、現る。-

          「この土地には何も建てられませんよ」と、役所や関係各所から言われた義実家の農地。 ならば他所の土地を買ってでもやるか!と奮起した矢先の先々週、とある建築士の方から義実家に電話があり、「建てましょうよ」とのこと。 え?どうやって? 色んな人に散々無理やと言われた土地にどうやって建てるの?? 建築基準法問題が発覚する直前、意気揚々と地元の工務店の方に工房を建てるお願いをしに行ってたんです。来年の秋くらいには着工できるんじゃないかと、そう言うお話しで。そしたら役所からダメで

          硝子農家物語 -救世主、現る。-

          硝子農家物語 -苛立ち-

          法律というのは我々が思っている以上に複雑なようです。 義実家に隣接した広大な田んぼの端っこの長いこと休耕してる部分、今後誰に取っても使い道のない土地をどないかして有効活用できないかとこの2ヶ月ほど東奔西走しております。前回の更新から1カ月ほど経ってしまいましたが、その間も3歩進んで4歩下がる感じで役所の方に取り合っては土地のことで更なる問題と向き合っておりました。 独り身で雇われて給料貰いながら生活してると中々税金の事って置いてけぼりになってしまいますし、個人事業主になっ

          硝子農家物語 -法律の壁-

          工房を建てようとしている田んぼが"農業振興地域"であることが分かり、農地から宅地に転用すべく農振除外申請を進めようと役所に手続きの話を聞きにいきました。すると「ちょっと待ってくださいよ」と。この土地は農業振興地域であると同時に"多面的機能支払交付金"制度の対象になっていると。 えっ?なに? なんですか?多面的なんちゃらというのは??? 多面的機能支払交付金 簡単に説明すると、昔々に行政がお金を出して用水路なんかを整え、より農業をしやすいようにした農地一帯が"農業推進地

          硝子農家物語 -法律の壁-

          硝子農家物語 -日本の農家-

          僕が今、工房を建てようとしている場所、お役所的に「農業振興地域」と呼ばれています。 名前だけ聞くと、すごく農業が盛んな地域みたいな印象を受けると思いますが、決してそんなことはなく、一部耕作をしている場所を除けばその面積の半分くらいは農業を止め、ひと昔前は勿論盛んだったんだろうと思いますが、現実はそういった田畑の継承者もなく、作物も育てることなく雑草が多い茂っている平地。元田んぼ。 都会で暮らしている人からすると「田舎の人は皆農家」みたいな印象もあるかもしれませんが、当然そ

          硝子農家物語 -日本の農家-

          硝子農家物語 -序章-

          前置きが長くなると邪念が出てくるのでそういうのは無しにして、本当に何年かぶりに言葉として、文字として残しておきたいなぁと思える出来事がここ1カ月ほどで色々と出てきたので、あくまでこの先いつかの日か自分が振り返った時に想い出として愉しめれば程度で残しておこうと思います。 もうじき、入籍します。 8月末で今働いている工房を退職します。 そして2020年、岩手県は遠野にガラス工房を設立し、独立します。 一国一城の主人になります。 40歳までには独立をとガラスを始めた時から