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95 トップからのメッセージが抽象的。それはある意味必然。大事なのは受信者側のアナロジー思考(抽象化→具象化)なのでは。

こんにちは!

主に転職活動をされていたり外資系IT企業に興味がある方に対して、
自分の実体験を交えて参考になるような情報をお伝えしています。

僕はITの"ア"の字も知らない・学歴も無い状態でIT業界に飛び込み、
ベンチャーIT企業から2回の転職を経て、今はGAFAMで働いています。
以前は好きになれなかった仕事ですが、今は仕事が好きになりました。

1年前はポジションがクローズするという告知を受けたり、大規模レイオフのニュースが出たり、異動先は全くの新しい分野、等などありましたが、
なんとか働いています。


物事を抽象的に捉えたり具体(具象)的に捉えたり、いわゆるアナロジー思考は、大事な能力の1つで、様々な場面で役に立つと思っています。

僕ももっとうまく抽象↔具象を行き来できるようになれればなぁと常日頃思っているのですが、ふとこんな場面でもアナロジー思考はとても大事だなと思いました。

それは、会社の偉い人からのメッセージ。です。

条件としては、発信者1対 受信者 N の感じで、発信者は自分から距離(ポジション)が遠ければ遠いほど、アナロジー思考は必要と思っています。

例えば、社長から社員へのメッセージ。
僕が思った場面は、米国本社の偉い人達からのメッセージ、あと、偉い人同士の対談(日本の社長と米国の偉い人。とか)。

こんな場面では、メッセージの中身って結構"抽象的な内容"が多いと思っています。
もちろんそれがだめだと言っているわけではありません。

むしろ、抽象的な話にならざるを得ないはずです。
具象的な話をしてしまえば、それは特定の部門や領域にはフィットしているが、横の部門や領域にはフィットしない、という事象が発生するからです。

具象であれば、より自分事化しやすいですが、自分事化がしやすいがために、かえってそれだとうちには当てはまらないじゃん。というケースに陥ると思っています。

発信先(受信者)が多く、範囲が広ければ広いほど、それは如実に出てくるはずで、メッセージの内容は抽象的にならざるを得ず、むしろ抽象的な話のほうが合理的。という形になると思います。


大衆に向けてメッセージを発信内容の本とかもそうですよね、抽象的な内容は結構多いのでは?と思っています。そして必然的に抽象的になり、そっちほうがかえって多くのひとに受け取ってもらいやすい。

そして、そこで大事になってくるのは、受け取り側のアナロジー思考力だと思っています。
いかに抽象的な内容を自分事に捉えられるか、具象化して転用できるか。
発信内容も抽象的なので、受け手の数ほど解釈は多くなると思うので、より個人が精度?よく具象化できるか。が大事な気がしています。


直属の上長やもしくはその上の上長であれば、具象(具体的)な話をしても発信先はそれほど広くならないので、特に問題ないと思うのですが、
よりトップ(自分からの距離が遠い人から)のメッセージほど抽象的になると思っているので、自分が正確に具象化させる必要がある。自分事化させてそれぞれ転用さていく必要がある。
とても大事なことだと思っています。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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