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楽しく学ぶ! 言語学習のコツ

こんにちは、きいです。

年が明けて、何か新しい趣味を始めてみませんか?
私は言語学習がおすすめです!
その理由は言語を勉強することで一つのスキルとして身につけられることと、オンラインコンテンツの発達により、時間・場所を問われなく始められるからです!気軽に何かを始めたい方に適しているのではないかと考えました。
また、自分は今まで3か国語を勉強してきて、言語スキルだけではなく異文化への理解も深めることができました。

ということで、
今回は初心者向けの「効率的かつ長期的に言語学習できる方法」を、自分の経験を踏まえて紹介していきたいと思います。



動機づけ


まず、1つの言語を上達させようとするなら、多くの時間を費やすことになります。長い期間にどう継続的に1つのことをやり続けるのかという動機を持つこととそれを維持することが大事なポイントであり、言語学習者にとっても大きな課題の1つでもあります。

この動機を保つためにはなるべく1つ以上の動機があれば、動機付けしやすいと研究の成果が見られています。動機を多数持つと、その1つが動機でなくなった時に他の動機が次の学習を支えることになります(廣森、2015)。

また、動機づけを高め、維持するために教育と学習活動に関する「3つの心理的欲求」(Deci & Ryan、1985、2002)という方略が挙げられます(廣森、2015)。具体的には自律性・有能性・関係性の3つの欲求に分かれます:
「自律性」は自分で学習方法を選ぶこと、「有能性」は進捗状況を確認し、成果を実感することを指す。最後に「関係性」とは周りとの協調性・関係性を持つことです。


学習方略


学習においての個人差が大きいため、1つの学習方法はすべての人には通用しないことは決まっています。しかし、たとえ学習のアプローチ方が異なっていても、そこに共通するいくつかのポイントがあると考えられます。

Holec (1981)やCotterall & Crabbe (1999)では自律的な学習を促進するための5つのステップが挙げられています:

1)学習目標を設定する
2)学習内容を定める
3)学習方法を選択する
4)進捗を確認する
5)学習した内容を復習する。
 
以上、動機づけと学習方法の理論について紹介してきました。こうして言語習得メカニズムを知ることで、言語学習に効果的な学習のためのヒントになれうるのではないかと考えます。


学習方法


上記の内容に基づいて、今からでも実践できる言語学習方法を箇条書きでまとめてみました!

  • 具体的な目標を定める。できれば一つ以上の目標を持つこと。例:アメリカ留学ができるレベルまで英語力を高め、TOEICで〇点を取る。

  • 学習したい内容を決める。例えば、買い物で使える英語、英語のメールの書き方など。

  • 自分に合う学習方法を探し、自分が勉強したい内容を定める。できれば、興味を持つ分野から始める。

  • 自分の学習内容と成果を記録する。学習した内容と成果を常に振り返り、少しの進歩にも気を配り、達成感を感じる


学習方法の例:

  1. インプットを大量に取り入れる。毎日何かしらの方法で学習したい言語に接触する、特に勉強しようとする考えを持たなくても、ラジオや曲を流したまま他のことをやっていてもいい。このように外国語に囲まれる環境を作る。

  2. 自分の目標に応じて外国語のコンテンツや教材を柔軟に切り替える。

  3. 独り言や頭の中での外国語会話のイメージトレーニングをして、「話す」能力を磨く。

  4. 外国語のメディアコンテンツに出てくる、ネイティブが使う表現を真似して発音・声に出してみる。

  5. 日記を書いて、好きな歌詞・セリフ・小説の段落を書き写してみることで「書く」能力を高める。

  6. 言語試験関連の過去問や問題を解くことで「読み」の練習も兼ねて、様々な語彙の意味および使い方を文章と一緒に覚える。

  7. わからない表現と語彙をすぐ調べる。その際、インターネットにある言語学習の資源を活用する。例:動画配信サイトのレッスン


  • 自分の学習内容と成果を記録する。学習した内容と成果を常に振り返り、少しの進歩にも気を配り、達成感を感じる。

  • 自分が使う教材・コンテンツや練習を繰り返してやってみることで、復習する。

  • 趣味が合う友達と共に取り込む。言語学習のコミュニティがあれば参加してみる。


以上、自分が考える日常生活でも実践できる言語学習の方法でした!いかがでしょうか?
これらの内容が本気で新しい言語の学習に挑む方へのヒントになれればうれしいです!
機会があれば、ぜひ一つでも試してみてください~

参考文献:

廣森友人、2015、「英語学習のメカニズムー第二言語習得研究に基づく効果的な勉強法」、大修館書店。

Cotterall, S.& Crabbe, D. (Eds.) (1999). Learner autonomy in language learning: Defining the field and effecting change. Frankfurt: Peter Lang.

Holec, H (1981). Autonomy and foreign language learning. Oxford: Pergamon.


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