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ノックバック 20210916

昨日はしっかり目の散歩をして、幾分マシな気分で過ごせた。
今日も歩いた方がいいかなって朝から思ってたんだけど、思ってるだけで昼を過ぎた。
肉体的な疲労なのか、少し良くなった気分の反動なのか。
とにかくベッドから起き上がれずだった。
相当気分的にも落ち込んでいた。
ふくらはぎが軽く筋肉痛になっている。
でも流石にこれくらいで歩けなくなる程に身体は衰えていない。
とするとやはり気持ちの方なのだろうか。
正直言ってしんどさがエラいレベルだった。

13時くらいまでベッドでゴロゴロした後、なんとかまず椅子にたどり着いた。
立ち上がって外に出さえすればなんとか散歩を始めるだろうと思っているのだけどちっともエネルギーが湧かない。
座りながらできる遊びの一つにギターがある。
何の気無しにギターを手に取って弾こうと思うと、チューニングがガンズレしていた。
それがショックで少し泣きそうになった。
比喩ではなく本当に涙が出そうだった。
チューニングなんてものの1,2分あれば終わるのにそれができるほどの気力も削がれてしまって何だかこの世の終わりの様だった。
大袈裟に聞こえるだろうけど確かにそんな絶望的な数秒があった。

ギターを諦めてスマホを手に取った。
ところがどのアプリを開いてよいか分からない。
音楽を流すにも何を流そうか考えるのがしんどくて、そっとスマホを机に戻した。

さっきからかわいそうな自分みたいな事ばかり書いているけど、生々しい自分は割とこうなのだ。
自分でも不思議に思う。
何故ここまで簡単に落ち込んでしまえるのか。
だから病気なんだって話なのだけど。
ふてぶてしい態度とは裏腹に物凄く脆い精神を抱えて生きている。
そういうものなのだからそういうものなのだとしか言い様が無い。

そうこうしている内に14時を回った。
今日は"行けそうな気がする"という瞬間がやってきそうになかった。
とは言えこのまま座っていたら尚のこと落ち込みそうで無理矢理靴下を履いた。
無糖の紅茶を一気飲みし、イヤホンを装着し、外へ出る。
日差しだけでは汗をかかないくらいに外は涼しくなってきた。

せめて1時間くらいは歩こうと思ってなんとなく道順を考える。
そうしてその通りの道を歩いていった。

想定した道順の半分を過ぎたくらいの辺りだろうか。
足が止まってしまった。
疲労とかではなく、足を前に出す気力が無くなってしまったのだ。
周りから見たらそこそこ変な奴だっただろうな。
30秒ほど立ちすくんで、いかんいかんともう一度歩き始める。
その瞬間また涙が出てきそうになった。
悲しい出来事があった訳でもない、何か不安になる様なことを考えていた訳でもない。
なのに涙腺が緩むのだ。
まあまあギリギリのところを生きているのを実感する。
ため息をこらえられない瞬間を想像してみてほしい。
あんな感じで涙がふっと出そうになるのだ。
もし自分ではなく他人が同じ様にしているのを見たら、異常だと思ってしまうだろう。
当事者としてはせいぜいメンタルのコントロールが効かんなという程度にしか思わないのだけれど。

そんなこんなで当初の予定通りの道順を歩いてこられたのだが、今日はやはりしんどい。
文章もいつにも増してとっ散らかっている様な気がする。
もっとも、普通に書けない日であったという事が記録されるのであれば、このブログの本旨に則っているのだけれども。
これくらいの生々しさが丁度いい日もある。
ということで。

今日はここまで。

Passion Pit / The Reeling

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