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クリスマスイブの考え事

こんにちは。
TOWNの長澤です。

TOWNアドベントカレンダー2022と題して、今年は社内でアドベントカレンダーを書き連ねることになりました。これは12月24日分の投稿として書きます。なお、12月5日分の記事も書いておりますので、読んでやってもいいぞ、という方は寄り道してお読みください。

この記事では、もうすぐ今年も終わりということで新しく始めたライフワークのことをご紹介しつつ、振り返ると今年の自分はこんな感じだったな、、ということを書こうと思います。クリスマスはあまり関係ありませんので、悪しからず。。

ひとり旅をはじめました

新しく始めたものというのはこれです。ひとり旅。

これは比喩や哲学的な意味ではなくて、行ってみたいと思った場所を訪れて一人で旅行するという、そのままの意味です。僕には妻がおりまして、もともとは夫婦で国内外各地を旅行するのが夫婦の楽しみのひとつだったのですが、今年はお互いのスケジュールがあまり折り合わず実行が難しかったというのが発端です。(夫婦仲は健全というかいつも通り仲良しですので、その点はご心配なく。。)

何故ひとり旅をしたいと思うようになったのか振り返って考えてみましたが、理由は2つあると思っています。

1つ目の理由は、ここ1、2年くらい世の中の雰囲気的には旅行するのがなんとなく憚られるな、、という感じだったこともあり、そろそろいつもと違った場所に行きたい!という気持ちが強くなったからです。要するに、ただ旅行がしたくなっただけですね。

2つ目の理由は、いつもと違った場所で考え事がしたかったからです。
何のこっちゃと思うでしょうが、僕は普段から考え事をすること自体が好きな人間でして、自分が経験したことや直面した出来事に対して「なぜ自分はそう思うのか?」とか「この感情は何なんだ!」みたいなことを延々と考え続ける癖があります。それがエスカレートした結果、刺激を求めていつもと違う場所に行って考え事をしてみようと思った、というわけです。

という前提を踏まえつつ、せっかくなので今年訪れた場所をご紹介しようと思います。

旅その1:気仙沼

最初は、8月に訪れた宮城県気仙沼市です。
なぜ気仙沼市に行ったのか。その理由は実にミーハーなものでして、NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」にどハマりしたからです。ドラマの舞台として気仙沼市のことが描かれていたので、現地に行ってみたい!という気持ちだけで行ってきました。

漁港の雰囲気とか、ドラマで描かれていた風景そのままでした。(ロケ地だから当たり前)
あのシーンの場所はここだな、、とかミーハー精神を爆発させていたと思います。

ただ、港湾部の防災対策がものすごく厳重に管理されていることがミーハーな旅行者でも分かるくらい肌で感じられて、震災を経てそれでもこの場所で生活していくという人間の強い意志に触れた気持ちになり、考え事をしながら身が引き締まったのを覚えています。

本当は作中でも特にメイン舞台として描かれていた気仙沼大島や、もうひとつの舞台である宮城県登米市にも訪れたかったのですが、スケジュールの都合で断念しました。来年ぜひ訪れたいと思います。

旅その2:函館

ふたつ目は、同じく8月に訪れた北海道函館市です。
なぜ行ったのか。札幌以外の北海道の都市に行ってみたかったのと、新幹線に乗って北海道まで行ってみたかった。この2つが理由です。

埼玉県の大宮駅から函館駅まで新幹線と乗り継ぎを含めて4時間30分くらいでしょうか。新幹線に乗るのが好きなこともありまして、もはや現地に行くだけで目的が達成されたような旅でした。

函館は、個人的にはイギリスのリヴァプールに雰囲気が似ていると感じました。郊外の都市で、海と山があって、宗教的な敬虔深さが根付いている、ということがそう感じた理由かもしれません。静かで考え事をするにはもってこいの場所でした。

あと、個人的にツボだったのは、現地の無印良品がとても面白い店舗だったということでした。

北海道ならではのディスプレイ展示に加え、同じフロアに入っているテナントであるJ!NSの陳列什器に無印のスチールユニットシェルフ(SUS)がまるまる使われているのが驚きでした。

良品計画の元社員として、他社店舗のデザインに無印の商品が丸ごと使われているのを初めて見ました。

旅その3:札幌(白老)

3つ目は、11月に訪れた北海道札幌市です。
夫婦では何度も訪れていますが、一人で旅行するのは初めてでした。行った理由は、同じ時期に妻も別の用事で札幌に行く予定があり、それに便乗して一人で札幌に行ってみようと思ったからです。旅行開始日と終了日がお互い全然折り合わず別行動になったというわけで、厳密にはひとり旅ではないかもしれません。

そういえば一人で目的地を決めて札幌を旅するのは初めてだな、、ということで、普段はあまり行かないであろう場所をチョイスして楽しんできました。

ということで、今回メインで訪れたのは噂のウポポイ(民族共生象徴空間)でした。
札幌市から電車で65分くらいの白老市というところにあります。行くなら、新千歳空港から直接向かった方がアクセスしやすいかもしれません。

アイヌの文化や民族的な歴史については、本当にかじったくらいの知識しかありませんが、もっと知りたいなと思わせてくれるような施設でした。唄や舞の実演もあり、とても楽しめました。ゴールデンカムイにあやかる要素は一切なくガチの民族資料館ですが、ぜひ訪れていただきたい場所だと思います。人を寄せ付けないような自然の雰囲気もあり、こちらもひとりで考え事をするにはもってこいです。

ひとり旅は内省と読書を促す

3つの場所を訪れてみて感じましたが、ひとり旅はとにかく考え事をするのにうってつけだということです。一人で考え事をする、つまりは内省が促され、頭の中がものすごくクリアになる感覚を何度も味わった気がします。(あくまで個人の感想です)

あと、ひとり旅は読書がとても捗ります。以前のブログでは、今年は漫画をよく買ったという話をしましたが、テキストの書籍も同じくらいよく買って読みました。場所を変えて読書をしたからか、今年は特に幅広いジャンルの本を読んだ気がします。

おわりに

ひとり旅をしながら考え事をするのはとても楽しい、ということに気づけた1年でした。
そして、ただ楽しいというだけでなく、仕事で直面した課題を解決する糸口になったり、個人的な生活スタイルをアップデートするきっかけになったりと、実際に生きていて役に立つ気づきが得られる、ということもわかりました。

今年の体験に味を占めて、ひとり旅は継続して実践しようと思います。来年は海外にも行ってみたいですね。
(妻に怒られないよう)夫婦二人旅も再開しながら、2023年も良い年にしたいと思います。


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