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組織を良くするタネをまこう。STF(SEEDS THE FUTURE)ってなに?

はじまりは、2017年秋

2017年のとある秋の日、SEEDS COMPANYの組織長である陳(チェン)はこう考えました。

組織長 陳(チェン)

SEEDS COMPANYのビジョンは、「世の中を"ワクドキ"させること」。
僕が思う"ワクドキ"とは、「世の中を変革させ、よりよく豊かにしていくこと」。ビジョンを組織に浸透させ、体現するにはどうしたらいいのか・・・

まず、SEEDS COMPANYを"ワクドキ"する組織にしよう。
個人から組織、そして世の中へ"ワクドキ"の影響範囲をどんどん広げていくことが、ビジョンの体現に繋がっていくはずだ。

メンバーが自ら、組織のことを考え納得して行動する。自律的に組織に変革させていく、そんなボトムアップのプロジェクトをはじめよう。

そして、STFが始動

有志を募りSTFプロジェクトが始動しました。

STFとは、SEEDS THE FUTUREの略称。その名の通りミッションは、SEEDS COMPANYの未来のために「組織を良くするタネを見つけて実行すること」

背景も職種も異なるさまざまなメンバーが参加し、「言っちゃいけないことはない、思ったことを言っていい場」としてフラットな関係性を築き、自由に意見を交換します。

2017年9月にスタートして今年で5年目。1年ごとにメンバーを入れ替えながら、その時の組織課題に向き合い目標を設定し、施策を計画、実行してきました。

2017「信頼し合い、相談し合える連携の取りやすい組織」
2018「連携が取れている・人間関係が良好・誇れる組織になる」
2019「心理的安全性の確保と関係の質の向上」
2020「コロナ禍のリモートワークでも楽しく働く」
2021「チーム外メンバーとのコミュニケーションの活性化」

活動内容は、

・全体朝会、締め会、キックオフなど定期イベントでのコンテンツ担当
・チャットツールのslackを活用したコミュニケーション施策の実施
・組織分析ツールの導入
・Confluenceで相互理解コンテンツ運営
・1Dayワークショップの実施
・新年会・忘年会の企画

など多岐に渡り、目標に沿って計画・実行しています。

STFの組織内での評価は?

こういった取り組みをした経験がある方ならご存知だと思うのですが、運営側と参加メンバーで温度差が生じることが多々あります。自己満足の活動にならないよう、STFのプロジェクトが組織にとってどのように影響しているかを正しく理解するために定期的にアンケートを実施しフィードバックをもらっています。

ここであるイベントを実施した際のフィードバックを見てみましょう。

👍Good
🐼 普段接する機会のないメンバーが、同じテーマに対してどんな考えを持っているのか知れるのは単純に楽しかったです。
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🐱 自社のサービスを知るきっかけになっていいと思った。
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🐔 日ごろあまりコミュニケーションを取らない方と話す機会が自然とでき、その方の人となりが分かる
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🐻 とても楽しかったですし、繋がっていると感じられました。今後も、今期のようにメンバー同士の接する機会が増えるような施策を実施いただければと思います。
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🐶 いつも楽しい企画を考えてくださり、ありがとうございます! 今後とも、普段、業務上で関わらない方との「交流の場」や、 「相互理解の場」を企画していただけると嬉しいです!

👎Bad
🙈 STFの活動はなんのためにしているのか、そもそもコミュニケーションが円滑になるとどういうメリデメがあるのかが現状の活動では不明確であると感じるため、正直なところ無駄なコミュニケーションをこの時間にとりなさいと強制される、というネガティブなイメージになってしまっています。明確になるとよりポジティブにとらえやすいです。
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🐰 STFが今のようなコンテンツを続ける予定であればしなくていいと思います。今のコンテンツにより「コミュニケーションが円滑になる」という実感が全くないので。あえて苦言を呈させていただきますが、毎回「なんのためにしているんだろう?正直時間の無駄だな。これなら業務したいな。」という気持ちになっています。

・・・ポジティブな反応から、かなり辛辣なご意見もありますね。。。同じ組織のメンバーでもこんなにも反応が違うものか、と私たちも毎回驚くことが多いです。

辛辣な意見をもらって凹むこともあるのですが、よくよく読み解いてみるとなるほどと気づかされることもあります。
短期的にだけでなく中長期的にSTFの活動が組織に対してどのような影響を与えているのか判断し、目標を見失わないよう、自分たちが”ワクドキ”することを忘れずに活動しています。

2022 組織の課題と目標

現在、SEEDS COMPANYではコロナ禍から継続してほとんどのメンバーがフルリモートで働いています。そんな状況で、

🥺業務で関わるメンバー以外との会話がない
🥺新しく入ってきたメンバーは、そもそも組織にどのような人がいて、
 どんな業務をやっているかが知らない
🥺業務について困った時、誰に聞いたらいいかわからない

という課題が浮き彫りになりました。そこで立てた目標の一つが、
「個人やチームの業務の理解度を深める」というものです。

そしてもう一つの目標が、noteをはじめるきっかけになった
「SEEDS外への情報発信」という目標です。

これまでの活動は組織内で完結しており、自分達の取り組みを客観的に評価しづらい状況にありました。また組織や会社の枠を超えて同じような取り組みをしている方々と繋がっていくことでもっと面白いことができるのではないかと思っています。同じような取り組みをされている方にお声がけさせてもらうこともあるかと思いますが、その際はよろしくお願いします。また、興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、是非お声がけください!!

メンバー紹介

現在のSTFは、以下のメンバーで運営しています。
自己紹介させてください。

モナカ(エンジニア兼スクラムマスター)
普段活動しているチーム内でも改善の取り組みはしているのですが、SEEDS COMPANYというさらに大きな組織での改善というところに、刺激や面白さを感じながら活動しています。

ヒキ(UIUXデザイナー)
一人で業務にあたることが多いデザイナーの私にとってSTFは、憩いの場です。普段の業務から離れてメンバーとディスカッションしながら、時に真面目に時に緩く活動できることが癒しになっています。

ツルタ(営業企画・クラフトビールサークル部長)
組織のみんなが楽しめるような企画を考えるのが好きで、活動に参加しています。活動を通じて組織内で気軽にやりとりできる人が増えているのが嬉しいです。

サオトメ(事業推進)
私自身、STFの活動があったお陰で入社後すぐに社内のメンバーを身近に感じることができました。新メンバーや既存メンバーにも、自分と同じように感じてもらいたいという思いで活動しています。

ハオ(サポートデスク)
STFのような取り組みが全く無い会社から転職してきました。「業務上マストではないコミュニケーション」の重要性を感じ、入社から3ヶ月のタイミングでSTFに加入。STFメンバーとのコミュニケーションからも多くの刺激を受けています。

そしてオーナーと相談役として

チェン(STFプロジェクトオーナー・組織長)
SEEDSのビジョンは、自社サービスを通じて世の中をわくドキさせることです。自分たちがまずシゴトを通じてわくドキ出来ないと世の中をわくドキさせられないと思いますので、STFを通じて、仲間と共に、SEEDSの仲間みんながHAPPYに最高のパフォーマンスを発揮できる組織作りに取り組んでいきたいと思います。

マスハラ(相談役・営業MGR)
去年ワクドキのビジョンに共感してジョインした際「みんな楽しそうに働いてるな」と感じていました。あとでこのSTFがワクドキ体現の為に各施策を実行していることが起因していることを知り、今は実行する側になり運営に参加してます。「この組織にいて楽しい」がもっと感じられる施策を今後もどんどん実行していければと思います!

今後は、このメンバーでリモートワークにまつわる話やSTFの具体的な施策についても記事にしていこうと思っています。興味がある方は、また覗きにきてもらえたらうれしいです。