seed one style

兵庫県高砂市にある小さなアトリエで制作しているアパレルブランド「seed one st…

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兵庫県高砂市にある小さなアトリエで制作しているアパレルブランド「seed one style」オーナーのnote。日々の製作風景を綴ります。 TW@kagoseed IG@kagoseed http://seedonestyle.com

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売れる服について考えること

何度も思い出すことがある。 オリジナルの布を作る必要をヒシヒシと感じたはいいが、どこにどうやって頼めばいいのかさっぱり分からなかった時 相談したのが、いつも良く買ってた生地やさんだった。ご主人が中国で生地のお仕事をされてるとの事で「うちのお父さんにも話してみたら」と言ってくれたのだった。 40代だったけど、割と若く見られがちな私。目の前に来た若い女子の話を聞くのは奥さんに言われたからだろうと分かった。話してごらん?という風な、優しい方なのだろうと思った。 面接のような気持ち

    • Beatlesスイッチ

      中学生の頃、若い家庭科の先生と仲良くなった。 Aラインのジャンパースカートの課題を逆三角形に変えたがる個性的な生徒だったけど、手のかかる子ほど何とやらで印象に残ったのかもしれない。 お互いBeatlesが好きだとわかって、時々こっそり彼らについて話してたら、先生が産休に入られる時にグッズを沢山渡しに来てくれた。 リンゴ型のメモ帳や、モノクロのブロマイド、マグカップ、たぶんレプリカの武道館チケット。 確か家まで持ってきてくれた気がする。 今では考えられない事だけど、当時も内緒

      • 二人のターボエンジンと仕える事

        このnoteは、思いつくままTwitterに呟いた事をまとめただけのものです。脱字だけ修正したけどあとはそのまま(見出しもつけた) 。その日の想いがダイレクトに文章になってて勢いがあるのでは、と素人ながらに思ったからですが、その考え方からして素人ですみません。ただ、これから何かを始めようとする方に、最初はそんなもんやんなと少しでも共感してもらえたら、そして少しでも励ましになればと思って、ここに残しておこうと思います。 ブランドになる前と後で大きく変わったことは、アトリエが出

        • 「このパンツはマジックです」

          うちのパンツパターンはいくつかあれど根強く人気なのが、テーパードパンツ。 ウエストや太ももはゆったりしてて膝下が細い、どこにでもあるよなテーパードパンツなんだけど、なぜか試着室でびっくりされる。 あれ!似合う!と驚かれたこと数知れず。その瞬間に立ち会うのは、いつも役得だなーと密かにニヤついている(バレてる)。 もちろん、ちょっと丈が長いよね、なんて事はよくあって、で、ここがミソだけどうちのパンツは基本的にカット(いわゆる丈詰め)はしない。 その方に合わせて一から製作する

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          オリジナルの靴下とおかあさん

          加古川にある老舗靴下工場さんの靴下シリーズ。 日本の靴下三大産地の一つ加古川市。 そのクオリティをオリジナルでお届けする日が来るとは夢にも思ってなかったんですが。 何が起こったかというと、その工場の専務の奥さんが偶然にも高校時代の同級生で、うちが地元のケーブルTVの取材を受けたのを偶然見てくれたらしい。 あ!あの子同級生やんか! という訳でちょうど同じ頃参加した地元の商工会議所主催のマーケットイベントにわざわざ会いに来てくれたのです。 うち、靴下工場やねん、と言いに。

          オリジナルの靴下とおかあさん