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オリジナルの靴下とおかあさん

加古川にある老舗靴下工場さんの靴下シリーズ。
日本の靴下三大産地の一つ加古川市。
そのクオリティをオリジナルでお届けする日が来るとは夢にも思ってなかったんですが。

何が起こったかというと、その工場の専務の奥さんが偶然にも高校時代の同級生で、うちが地元のケーブルTVの取材を受けたのを偶然見てくれたらしい。

あ!あの子同級生やんか!

という訳でちょうど同じ頃参加した地元の商工会議所主催のマーケットイベントにわざわざ会いに来てくれたのです。
うち、靴下工場やねん、と言いに。

その再会をきっかけに1年くらいして初のオリジナル靴下「サカナソックス」のリリースとなりました。

いやーすごい。地元、ありがとう。

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かわいいんです。右と左で魚の刺繍の位置がちがいます。
ありがたいことにご好評いただきました。
履き心地もよくて。

けれど柄物つくるのはまだまだ先だろうと思っていたのですが、専務さん(同級生の旦那さん)が、こんなん作ってみたんだけどって持って来てくれたのがこれ、
おどろきました!凄いんです。

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SUMO,UME(YELLOW),KAKERUの3柄。いつのまにそんなの作ってたの?って感じでした。
実はこの方、靴下マイスターの称号を持ってらっしゃる凄い方でした。柄の再現が素晴らしい。

そんな奇跡のように思える出会いがあって靴下が生まれたのです。これからも色々作れたらいいなと思っています。

実はわたしの亡くなった母は、ずっと加古川靴下の工場でパートだったんです。
腕をあげて主任になっていました。
私も中学生くらいの時に小遣い稼ぎにバイトさせてもらって、工場のおばちゃん達15人くらいの中に座って、靴下を袋に入れたりソッパス(銀色のアレ)を付けたりした事があるのです。

女の人が集まって、ワイワイしてる職場はなかなか楽しかった思い出です。

小さな工場はもう今はないけれど、母が働いている姿は家で見るのと少し違ってなんだかカッコよくて、そういやモノづくりしてたんだよねとシミジミします。 こんな形で母のモノづくりを受け継ぐことが出来た気がしてとても嬉しい気持ちです。

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