【詩】てるてる坊主
もう一人になりたいのに
そうなれない
めんどくさいのに
近づいてしまう
そんなループの中で
何回も自己嫌悪に陥る
調子がいい時だけ
自分の都合だけ
私だけを満たせればいいと思っているはずなの
面白いくらい頭を使って
喋った後に
なんだか疲れて納得できない
誰かの為のはずの言葉は
本当に誰かの為に言いたかったのかな
雨を遠ざけたてるてる坊主は
誰かの役に立って喜んでいるのかな
でも
糸一本で吊られている
あんなに笑った表情でも
悲しそうなのは
窓に映った自分の姿に
気づいているからなのかもしれない
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