【詩】凹凸のない世界
僕たちはどんどん凹凸のない世界に向かっている
摩擦がなくて
出っ張りもなくて
みんなが丸い形をしている
少しの凹みと凸みがあれば
誰も彼もでそのムラを均そうとする
誰もが生まれた意味すら考えなくなる
自分である必要がないとてもツルツルな世界にいる
だから僕は尖らないといけない
どっかにぶつかってしっかり凹みが残るように
凸みが引っ掛かりになって
誰かがどっかに落ちて行かないように
川の流れの中で丸くならないのは大変だ
最近ようやく気づいた
だけどそれを保つ方法も少しづつ覚えてきた
尖り続けなければ
この世界は誰かのもので誰のものでもなくなる
僕しか気づいていないなんてのは嫌だ
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