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雄花
2024年4月16日 22:00
君の涙にも似た晴れの日の欠片。風に攫われる音と共に、足元に散らばった涙の欠片。不甲斐なさを感じさせる景色の中、でもまた新たな希望を探してしまう。君の頬にも似たその枝の色に、何度心動かされたことか。いつか巡り続けるこの季節の中、君を重ねたこの幹の前。手に残った温もりと共にひとひら、過ぎ行く時間に散りゆく。