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あなたは本当に「保険なんて必要ない」と言い切れますか?

こんにちは。セカンドスター運営メンバーの藤野ことです。

自分はこれまで病気らしい病気をしてこなかったから大丈夫。
子育てで忙しくて検診に行く暇がない。

こんなふうに思っていませんか?どんなに健康体だと思っていても、いつ病気になるかはわかりません。それが自分だったら、あるいは家族だったら、あなたはどうしますか?

実は、私の夫は3月にガンを宣告され、入院・手術をしました。幸いなことに手術は成功し、今は退院して元気ですが、このときに実感したのは「いざというときに必要なのはやっぱりお金なのだ」ということ。
今回は、わが家の経験を踏まえ「今と将来の備え」についてお伝えしたいと思います。

保険の必要性はあるのか?

最近は「保険不要論」なるものをよく耳にします。
わが家も30代前半までは、
「貯金さえしておけば保険なんて必要ない。保険料分を貯金すればいい」
こういう考え方でした。
当時加入していたのは、安い掛け捨ての死亡保険のみ。それなりの貯金もできていたので問題ないとタカを括っていました。

ところが状況が一転したのは、30代半ばに子どもが生まれてから。
思った以上に、出産・育児にお金がかかり、貯蓄に回せるお金が減っていきました。教育資金も貯めていかなければならないし、老後への蓄えもしたい…それに買い替えたばかりのマンションの住宅ローンだって繰上げ返済したい…
そんなことを考えていたらお金なんていくらあっても足りません。

「万が一、夫に何かあったらやっていけるの?」

当時の私は専業主婦。だんだんとお金に対する不安が募っていきました。

楽観視する夫を振り切って、保険の見直しをしたのは、夫が40歳を過ぎてからのこと。
毎月の支払い額がかなり高くなるのは承知の上で「医療保険」「収入保障保険」「終身保険」に加入しました。
保険料を支払う分、毎月の貯蓄額は減りますが、専業主婦でいるうちは「保険は必要」だと判断したからです。

人生は何が起こるかわからない

保険を見直してからしばらくは特に何もなく、保険料を支払い続けるだけ。そのうち子どもが小学3年生になって中学受験塾に通い出してからは、塾代で湯水のようにお金が出ていき、思うように貯金ができなくなっていきました。

「やっぱり保険料の支払いが負担かも…」
そんなふうに思い始めたとき、夫が病気で1週間ほど入院しました。このとき、子どもは小学6年生。塾代、特別講習代、受験代、入学費用などの出費で中学受験にもっともお金のかかる時期でした。貯金を減らさずにやりすごせたのは医療保険のおかげです。

それから子どもが中学生になり、中学受験のサポートを終えた私は、開店休業状態だった翻訳の仕事に見切りをつけ、ライターとしての仕事をするように。最初は扶養の範囲内でやればいいと考えていましたが、1年後に整理収納アドバイザー1級の資格を取ったタイミングでフリーランスになりました。そして2021年に入り、夫が独立して起業すると同時に夫の扶養からも外れることにしました。

こんなふうに何もかもが順調に進んでいくかに見えた矢先に、夫のガンが発覚したのです。
夫が入院中の3〜4月にかけては、子どもの高校入学費用、手術・入院費、さらに固定資産税や国民年金などの支払いが重なり、本当に目玉が飛び出るほどの出費がありました。にもかかわらず、起業したばかりの夫の収入が途絶えたため、当面は貯金と私の収入でやりくりするしかない。貯金は目減りする一方でした。

ある程度の貯金がなかったら、私が本格的に働いていなかったら、そしてガンに手厚い保険に入っていなかったら、一家で路頭に迷っていたかもしれません。
8月に入り、ようやく元の生活に近い状態になりました。でも、人生は何が起こるかわからないと思い知らされたので、早めに減ってしまった貯金を元に戻し、さらに増やしていくつもりです。

40代・50代だからこそ確かな将来設計を

「人生100年時代」と言われる昨今。40代・50代である私たちセカンドスター世代は、まだ道半ばだといえます。

自分や家族が病気になったとき、先立つものはやっぱりお金です。そうなったときのために、生活費や医療費にいくら必要なのかを把握しておき、どれくらいの期間なら貯金で耐えられるかを知っておくのはとても大切なこと。よほどの貯蓄額がない限り、保険だってやっぱり必要ではないでしょうか。

私自身、ここまで想定外のことが立て続けに起こるとは思わず、もっとちゃんと貯金しておけばよかったととても反省しています。お金に余裕がなくなると、心にも余裕がなくなっていくもの。不安で仕事が手につかない日もありました。

まだまだ若いつもりでいても、いつまで働けるか、いつまで健康でいられるかはわかりません。セカンドスター世代に必要なのは、確かな将来設計だなと感じています。
このコラムが、自分の将来について見直すきっかけになってくれたらうれしいです。

執筆:藤野こと
https://twitter.com/koto_fujino513


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