受験シーズン。子どもの決断する力を信じて親としても成長する
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受験シーズン。子どもの決断する力を信じて親としても成長する

オンナは40からが面白い!「セカンドスター」

こんにちは!セカンドスター運営メンバーの川上まゆみです。

すっかり寒くなってきましたね!この体感で「あぁ○○の季節になったなぁ」と思いがちですが、この○○に何を思い浮かべますか?

私は「受験シーズン」を思い浮かべます。自分自身というより、子育ての中で悲しみや喜びを繰り返しながら、親子とも一番成長する行事の一つだったなと振り返っています。
春の「ドラゴン桜」に続き、先週から始まった中学受験をテーマにした「二月の勝者」が放映され、懐かさと少々のツッコミを入れながら楽しんで観ています。

親として初めて関わった長男の中学受験の経験を、彼が大学生になった今の思いを交えて書き留めてみたいと思います。

地方在住なので都会とはかなり事情も違っていたり、時代的に違うこともあると思いますので、それを踏まえて読んでくださると幸いです。

受験を考えてなかった低学年時代


私自身が公立の中学高校を経て十分楽しかったし、子どもが小さい頃は中学受験を微塵も考えていませんでした。
息子の習い物は地域のサッカーとスイミング、簡単なお遊び英語。通信教育もなし、週末は子どものサッカーの試合かキャンプ、または家族でWiiという一家でした。
「edu」という雑誌が好きで、家庭で育む教育みたいなものに関心はあり、宿題は絶対にすぐやる、自由課題の調べ学習は必ずやる、書店で購入したパズルドリル「なぞぺー」をやる…など、暮らしの中に学ぶ環境を作ることには尽力していました。

全国統一小学生テストを受けたのを機に塾からの勧誘を受けるようになり、本人が「学校の勉強より難しい勉強をしてみたい」と言ったことから、5年生になる時にサッカーと両立できる地元の塾の通信生になりました。

だけど「あの学校に行きたい」と言う目標もないまま淡々とテキストをこなすだけで上を目指す気持ちはゼロ。答え合わせは母親任せで見直しもしない。月に2回テストに通う日も誰とも口もきかずに帰ってきて、テストの結果にも興味なし。受験用独特の勉強は楽しかったみたいで、全部やるのでテストの結果は悪くはなかったけれど、親の私はこれって正しいのか?という疑問を抱えたまま6年生になりました。

この先どうするか…決断を迫る時

6年生になって勉強量が増え、答え合わせ係の私もだんだん疲れが…。息子は仲良しの友だちと同じ中学に行きたいみたい。もとは中受験派ではなかったので息子にこの先の進学をどうするかの決断を迫りたくなり、「もう辞めます」の勢いで塾に相談しました。


先生には、
・まだ目標を持って挑むという中受験のスタイルを知らない彼が、今決めることは出来ますか?
・彼のこの先一番やりたいことは?
・そのために何かできるならそれは何なのか?
本人に本当の気持ちを聴くために一緒に考える機会を作りましょうと言われ、親子だけで悩まなくていいんだとホッとしました。

先生に少し仕掛けをしてもらい、話し合いました。

★サッカーは好きだけど下手なんだよなぁ。トレセンに選ばれる仲良し君のように中学でクラブチームに入るというのは僕は難しいなぁ。(地元の中学で一緒にサッカーするってのは無理かも?)
★選手になりたい夢は叶わない、じゃあサッカーで選手以外に携わる仕事って何がある? ワールドカップに帯同する医師を何かで観たぞ。(視野が広がると同時に勉強しないといけないんだと多少自覚)
★今まで交代要員だったけど6年生になりスタメンになれた。試合は楽しい! このチームのうちは辞めたくない!

小6ながらに色々気持ちを言う息子。それを引き出すことでだんだんとゴールが見えてきたのか、辞めるかどうかではなく行きたい学校を定めました。サッカーは譲れなかったらしく、でも今のままでは学力は伸びないかもしれないので、「辞めた方がいいのは何で、新たに挑戦するのは何か」を一つずつ決めていきました。

まず辞めたのは、

①友人たちと同じ中学に行くという拘り ②彼らと過ごす放課後の遊びの時間。
こっそり涙しているのも何度か見ましたが、それは一生懸命乗り越えていたんだと思います。学校でもサッカーの時間にも会えるからと自分に言い聞かせて。
新たに始めたのは、
①勉強の計画表への記入と振り返り ②自分での答え合わせ 
意外だったのが ③毎日のリフティング練習。
サッカーの練習は縮小でなく追加し、それなりに上達しました。

自分で決めた目標に向かって

それからはテスト通塾時に徐々に塾友を作って自分なりに情報入手をしてくるようになり、世界は広がっていったようでした。両立しながら目標にしていた秋の最後の公式戦まで試合は出場。塾での成績もサッカーのプレーも結果においてはトップ集団とは程遠かったですが、やると決めたことはやり切ったプロセスは自信につながったと思います。

入試前の2カ月間は勉強だけに集中して通塾し、冬と共に一気に「受験生のいる家庭」になりました。クリスマス、お正月、本人の誕生日…。3大行事を終えたらすぐに本番を迎えました。

結果をもとに決めたのは自分

結果は…。第一志望は補欠という名の不合格。近所の子が多く通う伝統ある学校にまず合格。泣きじゃくる子をなだめて受かった学校を褒めちぎり盛り上げる。まだ納得できない子をなだめまくった翌日、もう一つ受けていた学校に合格しました。

合格を伝えると「試験がすごく難しかったからそこで頑張りたい」と即答しました。合格は嬉しかったけど、勉強がきつくド真面目な印象の学校だし、ココはないな、親近感のある方に行くんだろうなと思っていたので、この選択はとても驚きました。

小さい頃から平和主義で内向的、もともと受験に意欲はなかった子。それが不合格に悔し涙を流し、難関校で挑戦したいという意思をはっきりと伝えた。無難な所で満足するタイプだったのに、迷いも相談もせずスパッと決めるという一面を見せ、「第一志望には届かなかったけれど、この受験を通していつの間にか成長していた。ぶれたこと、辛かったこと、頑張ったこと、すべてが意味があった」と嬉しく思いました。

心のどこかで「第一志望繰り上がらないかな~」と思いつつ腹をくくり、それからは彼の意志を尊重し、進学先に希望を与える言葉がけに徹しました。

そして10日後、第一志望だった国立からの「繰り上がり合格」の連絡が入りました。未来に向かってたのに、また振り出しに戻されたと動揺する私に反し、息子はあっさりと「え? もう○○に行くって決めたじゃん、おれ」と問題にもしませんでした。
待ち望んでいた電話に、自らの口で辞退の意志を伝えるのはとても辛く、言いながら泣いてしまったことを覚えています。

中学受験からの日々を支えたのは決断した力

自分で決めて進学した学校で、勉強にサッカー、各種行事、ボランティア…、有意義な日々を過ごしました。男子校で少々古風ではありましたが、彼はあの学校に入ったことを人生の財産のように言います。
普段はほとんど褒めてくれない子ですが「あの時、受験を辞めさせないでくれたことに感謝している。弟には弟の進路を導いた。父さん母さんには、そこだけは尊敬している」と言ってくれます。
結果的に決めたのは自分なのに、得した気分です。

親の意見で決めていたらそう思ってないでしょうし、「自分で決めなさい」と全く寄り添わなかったとしてもまた然りです。

今の子は、情報の多い時代を生きています。「決めるのは自分」ではありますが、自由過ぎると決めきれず少しずつ整理したり導いたりしてくれる誰かにいてくれると安心なのかもしれません。

10年前の私は今以上に未熟だったし、この経験には運もあると思います。けれど、我が子にとって母校はたった一つしかなく、そこにいくための道を真剣に一生懸命に寄り添えたのは本人に安心感を与えたのだと信じています。

そしてコーチングを学んで仕事にも生かしたいと考えている今の私にとって、受験でゴールに向かってひた走る子どもに伴走した経験は大きなプラスになっています。

子育て後は親子それぞれの自立

笑い返してくれた、歩けるようになった、喋れるようになった…。生まれてきてくれてありがとう。
多くを望んでなかったのに、大きくなるにつれ子どもへの期待は増える。子どもは子どもで自我が芽生える。

あくまでも子は親と違う人生を歩んでいるという自覚を持つこと。
自立させるために今一緒にいるということ。

それを忘れず、共に喜び悲しみ悩み、時には思いをぶつけ合う。受験などの何かチャレンジする機会は、互いの価値観や成長を確認できる最高のチャンスだと思います。

子どもにはこれからもまだ色々なことあるはずですし、親の私が子育てを語れる域になど至ってもいません。
大きくなると親が知らないこともたくさんある。でも、何かあったら帰る場所があると安心していてほしい、迷い決断する時にはあの時の経験が力を与えてほしいと願ってます。
親自身も子どもとの経験を心に留め、人生の後半戦を子どもから自立して歩まないといけないのですから。

長文になりました。最後までお読み下さり、ありがとうございました。

執筆:川上まゆみ(https://twitter.com/mammy120)


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