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個人の能力主義社会→ギルド制復活?

夕飯にセブンイレブンの冷凍ペペロンチーノ(←びっくりするほどおいしかった。)を食べながら、ふと思った内容について、書いてみる。


日本では、4月から同一労働同一賃金がスタートし、正社員や終身雇用といった旧態然とした日本の雇用制度、企業体のあり方が問われている。

工業の分野から見ると、日本は産業革命として、家内手工業から問屋制家内工業、そして工場制機械工業へと変遷を遂げていったわけだが、それは人口が減少することがない前提で、少子高齢化やグローバル化の中において、日本で工場を維持するのは非常に厳しくなっていると思う。

さらに追い打ちをかけるように同一賃金同一労働、消費増税、コロナショック、その全てが工場運営を難しくしてしまっている。今後多くの企業体が、工場閉鎖や解散等を余儀なくされていく可能性が高い。

そして最近のフリーランスの台頭で、まさに家内手工業が復活しようとしている。誰でも簡単に作れるモノや個人個人のニーズに合わせたニッチな産業は、工場生産より家内手工業の方が効率が良いのである。

結果として、先端バイオテクノロジーやロボティクス、AI分野以外、ほとんどの産業が時代を逆行しようとしている。個人個人の能力を単価で測る時代となると、徒弟制度のような、特定分野に秀でた師匠に弟子入りをして見習いからスタートして、一人前の認定をもらったら、特定分野のギルドに加入してそこで仕事を受注する。まさに中世の欧州にあった、職業ギルドそのものである。

わたし自身ランサーズに登録はしているものの、仕事に繋がったことはまだ一度もない。しかし、ランサーズのサイトをよく見てみると、認定ランサーズという制度があることを知った。これこそまさに現代に蘇ったギルドそのものではないだろうか。

企業としてのあり方が問われている今、正社員制度や終身雇用といった既成概念から日本人が脱却することはできるのだろうか。そして、本当に中世のギルド制復活とまでいくのか、わたしには分からない。

ただ、個人能力主義を突き詰めて考えると、自給自足のできる農業が最強って考えに辿り着いてしまうのは短絡的思考だろうか。

今日はこのへんにしておこう。続きはまたあした。

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