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Vtuber同士の同性カップリング営業について


#KENMAYA です。

先に言っておきますが、今日の記事はあくまで個人的見解であり、是非を問うものでも、説教や講釈を垂れるつもりもありません。


そこまでVtuber業界に詳しくないわたしが私見を述べるのはおこがましいところではあるのですが、思うところあったので書いていきたいと思います。

昨今Vtuber業界は続々と新規参入と活動停止とを繰り返す、いわば過渡期のタイミングに入ってきていると感じます。ビジネスのモデルケースとしてのVtuberというものは確立され、ある意味で『テンプレVtuber』はゴマンといる世界です。その中で他のVtuberと差別化しひとつ抜きん出るためには、個性的な声であったり、イラストが描けたり、歌唱力に秀でていたり、あるいはおバカキャラを演じられたり、といった、それぞれに特化した才能が必要です。

ゲーム実況や雑談といった、ノーマルな配信では視聴者を維持することはできても新規視聴者やファンの獲得は難しい時代です。Vtuberという存在自体が、コメントに反応をしてくれたり、スパチャ(投げ銭)で喜ぶ反応を直に見れるというコンテンツですから、人気になればなるほど、ひとつひとつのコメントを読めなくなりますし、スパチャに対する反応も難しくなっていきます。

そこで考え出されたモデルが『カップリング営業』だと思います。「異性間のVtuber同士の恋愛」はVtuberのファン層とミスマッチなため、結果として「同性間のVtuber同士の恋愛」を主軸にしたコンテンツが伸びています。

古くから「百合」(女性同士)や「バラ」(男性同士)などと隠語で呼称されてきた「同性カップリング」はある意味で定番コンテンツですが、これをVtuberが画面の中で実演、リアリティショー化することで、Vtuberはコメントを意識することなく演技に集中し、視聴者も自分へのリアクションに期待することなく、ショーに集中できるというわけです。

配信中はもちろん、配信外でも付き合いを匂わせるようなSNSへの投稿などは、コアなファン層をよりその世界に惹き込みますし、新規のファン層へのアプローチもしやすいので、非常に優れた営業モデルだと思います。


さて、ここからはわたしの私見ですが、ジェンダーレスな世の中の風潮も相まってこういった同性カップリングVtuberが増えるのは良いことだと思いますし、中性的なVtuberが人気になるのも頷けます。

しかし、ノーマルな恋愛や異性間の交友が逆差別的に貶められてしまっては、あまり健全なコンテンツとは言えないのではないでしょうか。もちろんアイドル売りと異性関係が逆相関的に相性が悪いのは事実ですが、それをひた隠しにしてまで演技をすることは、演者の人格やプライベートの否定に繋がりかねません。

ある種、成功モデルとしての「同性カップリング」現象ですが、アイドル売りをする前提でのロールモデルが跋扈しすぎていて、いまいちわたしには刺さりません。もちろん需要あっての供給であることは理解していますし、Vtuberのファン層の大部分が求めているところを汲み取っている点において大いに評価できます。しかし、商業主義や大衆迎合を抜けた、耽美派にわたしは期待を寄せています。


ビジネスモデルとして確立しつつあるVtuberですが、耽美派Vtuberの誕生を今か今かと待ち望んでいるわたしです。(※一生来ない)

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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38.ジッポライター光沢磨き2(サムネ2)


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