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【賛否両論】ゲームのチート行為について


#KENMAYA です。


皆さんはゲームのチート行為(セーブデータ改変、特定のコード入力によるゲーム内の数値をいじる行為、改造アプリの導入、ハードウェアハッキング、オンライン対戦での不正行為、BOTと呼ばれる自動化ツールなど)をどう考えていますか?

絶対にやってはいけない「悪」でしょうか?
それとも本人が楽しんでいるなら「自由」だと思いますか?

今日はゲームにおけるチートについてお話したいと思います。


・チートの歴史


ゲームのチートの歴史は古く、ファミコンより以前よりゲームデータの改変は行われてきました。それはプログラムの穴を突くようなものから、開発者が意図的に仕込んだ隠しコマンドによって作動するようなチートを含めると、今まで出てきたゲームのほとんどは改造することができるものでした。

特に開発者による意図的なバックドア、隠しコマンドや隠し要素は、チートと分類するには些か無理がありますが、人の手によって作られたものである以上、必ずどこかに綻びがあり、「バグ」を利用したチート行為は相当昔から多くの人が利用してきたものです。

基本的にインターネットを介したオンラインゲームが普及するまで、チート自体はそこまで問題視されていませんでしたし、ゲーム小売店には堂々とチート用のツールが販売されていました。
無敵化、所持金MAX、弾無制限、経験値n倍、どれも聞き馴染みのある有名なチートですよね。


・オンラインゲームでのチート


オンラインゲームの黎明期、チートは健在でした。
特に「敵をクリックして攻撃、倒してドロップアイテムを拾う」という単純作業の繰り返しが早い段階でプログラム化され、BOTと呼ばれる単純作業を繰り返す中身がロボットのプレイヤーが続出しました。

また先述した通り、プログラム自体に手を加え、アイテム増殖や所持金の操作を行う者も多く出てきたことにより、多人数が参加するゲームであるにも関わらず、あっと言う間にハイパーインフレを引き起こしたり、チートやバグによって生成されたレアアイテムがゲーム内に広まってしまう、といった問題も徐々に明るみになっていきます。

そこでゲーム運営会社はnProtectをはじめ、ゲーム起動中に他アプリの立ち上げを阻害するガードシステムを導入してこれを防ごうとしました。
しかし、それでもなお「イタチごっこ」は止まることはなく、運営会社は疑わしき者を調査し、アカウント停止(BAN)という処置に出るようになっていきます。


・オンラインゲームの人口増加


オンラインゲームに触れる人口が増えてきたことで、ゲーム内通貨をリアルマネーと交換する、いわゆるRMT(リアルマネートレーディング)が増えてきました。

これによって、オンラインゲームはビジネスのひとつとして多くの業者が参入するようになります。
BOTのプレイヤーをアルバイトとして働かせて、ゲーム内通貨を無限に生成、それを一般プレイヤーに売るというビジネスが成立してしまったのです。
BOTプレイヤーはいくらアカウントを停止されようと、そもそもキャラクターに愛情などなく、ただのお金稼ぎのためですから、次から次へとアカウントを作ってはお金を稼ぎ、業者の元締めにゲーム内通貨を納めてはアカウントが消される、という本当の「いたちごっこ」と化しました。

一方、そういった行為をよく思わない人も増えてきたことで、
いつしか「チート=絶対悪」として敵視されるようになってきました。
ゲーム開発者側も開発者側が意図しないバグを利用した者への処罰を厳しくしていき、隠しコマンドや隠しステージといった開発側の遊び心も廃れていきました。


・PCゲームのMOD、DLCについて


昨今、SteamやEpic Gamesをはじめ様々なストリーミングゲームサービスが充実していく中、日本語ローカライズされていない海外のゲームの和訳MOD(Modification…変更、変形の意味)、キャラクターやゲームの世界そのものの見た目を変更するスキン、グラフィックMOD、ゲームシステムそのものを大きく改変する改造系MODなどが有志により制作され、広く認知されるようになってきました。

また、メーカー側もゲームへの追加要素、拡張コンテンツとしてDLC(ダウンロードコンテンツ)の販売もごく一般的になってきています。

これがゲームの正しい進化なのか、わたしには分かりません。
しかし少なくとも、PCゲームのMODは探せば、ほぼチートツールが手に入りますし、何ならメーカーが出した状態(バニラ)では遊べるとは言い難いものが、MODで劇的に面白いものに変わるようなものまであります。


・わたしの結論


オンラインゲームでチートを行うことは少なからず、他のプレイヤーに影響を及ぼします。それによってゲームをつまらないと感じてしまうプレイヤーがいる可能性がある以上、チート行為はすべきではありません。
多くのゲームメーカーも利用規約として禁止行為を定めているため、法的措置を取られれば多額の損害賠償金が科せられる可能性もあります。

しかし、一人で遊ぶゲームにおいてはチートを使うも使わないも、自由であっていいと思います。「チート=悪」ではなく、あくまでも遊び方のひとつであり、かつて長時間をかけて「やり込み」をしていたゲーマーや、トロフィーや実績解除、スコアアタックを目的として超高難易度に挑み続けていたゲーマー諸氏は、ストレスを感じることのない「自分の理想のゲーム環境の構築」に手を出してみるのも、わたしは大いに結構だと思うのです。

高難易度に挑み続けたい人もいれば、
『転生したら最強だった』をゲームに投影したい人もいる。
ゲームは人それぞれの楽しみ方があっていい。わたしはそう思うのです。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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