【エッセイ】育児だけの自分が恥ずかしい
育休中かつ授乳中。
普段は子供と過ごしてる。
0歳の子供はお母さんがいないと
泣きが止まらないことも。
いつも子供と一緒だと
少し離れたいとも思う日々。
昼に預けることはあっても
夜はいつも子供と一緒。
子供はすごく可愛くても
少しだけ羽を伸ばしたいと思うことも。
夫に子供を見てもらい
大学時代の友達と久しぶりの飲み会に。
そもそも家族とママ友以外と話すことに
びっくりするほど慣れてない。
子供のこと以外に考えることはあまりなく
話せる話題も限定される。
大学時代の友人は
みんななんだかキラキラしている。
仕事の話も楽しそう。
やりとりだってイキイキしている。
テンポがいい。
私はこの約4年育児と家事と仕事と
毎日必死でこなすだけ。
キラキラした仕事もしていない。
半年前まで仕事をしてても
育休中の今は全くもって忘れてる。
何故か置いていかれている気がした。
せっかくの自由の時間に
自由のない自分に気づく。
育児に必死になってる自分に気づく。
育児というが、育自はなかなかできていない。
目の前のことだけみていると
優しい夫と可愛い2人の子供。
何不自由なく温和に暮らしてる。
そうだ、私は幸せなはず。
外に出た瞬間に感じる虚しさ。
毎日何をしてるんだろう?
何のために頑張ってるのか?
子供2人が元気に育って
それだけで申し分ないくらい幸せだ。
わかってはいるけど
心の中には穴が開く。
みんなが成長している中で
みんなが社会に貢献している中で
私は今日も子供に全力。
育児だけの自分が恥ずかしい。
何か育自になるものを。
成長したい、貢献したい。
女性に学がなくていいなんていったっけ?
なんとなく理由がわかった気がする。
世界が広いと知ったとき
急に閉じ込められてる気分になった。
育児と家事の日常では気づかない。
世界は広い、
井の中の蛙になりそうな自分。
気付いたところで変わらない。
育児も家事もなくならない。
笑顔で家族に尽くすこと。
これが家族が幸せでいる道。
変わろうと思うと歯痒くなる。
世界に出たい、勉強したい、貢献したい。
できる時間は限られている。
育児だけの自分は恥ずかしい。
育自もできれば恥ずかしくはない。
今日も自分を育てよう。
明日も自分を育てよう。
子供を育てようとするから、うまくいかない。
家族みんなで一緒に育とう。
私の育休、あと3ヶ月。
子供と思う存分楽しく過ごして
自分のことも育てよう。
やりたいことはいっぱいあるけど
地に足つけて、一歩ずつ。
育児だけは恥ずかしい?
いやいやいやいや
みんな知らない間に育自になってる。
知らない間に成長している。
安心して笑顔で子育て。
自分の育児に自信を持って。
育児だけでも恥ずかしくない。
いつのまにか育自になってる、大丈夫。