心当たりはよく晴れた冬の午後、雨宿りをした木の枝で小鳥が唄っていた。強い風の日に折れた枝を拾って罪から罰へ、夜空の星を何度もなぞった。枝が折れたのはただ風が吹いたから?晴れの日に雨宿りしたから?励ましてくれた空に悲しみが染みついたらここに来て。あの鳥が頷いてまた塗り変えてくれる。

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