ランナーの膝を痛ぶるガチョウについて
どうも、こーへ〜です🌱
今回も前回、前々回に引き続き「ランナーに起こるスポーツ外傷」についてご紹介させて頂きたいと思います。
・PART 1
・PART 2
皆さん、「膝を痛ぶるガチョウ」と聞いて何を思い浮かべますか?笑
ちなみに、ガチョウとアヒルの違いは
ガチョウは雁(かり)を家禽化したものに対してアヒルはマガモを家禽化したものなんです💡また、ガチョウは一夫一妻制なのに対しアヒルは一夫多妻制という特徴があります。
という話は置いといて!!
「膝を痛ぶるガチョウ」とはズバリ「鵞足炎」のことなんです!
鵞足炎とは一言でいうと鵞足に存在する滑液包の炎症のことなんです。
※滑液包…筋肉や腱などの軟部組織と骨が擦れ摩擦する部分に存在し衝撃を吸収している滑液で満たされた袋です。
そもそも「鵞足」とは縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がまとまり付着している箇所のことなんです。
そしてこの箇所をよくご覧頂くと見た目がどことなくガチョウの足の様な形なんです!
そして鵞足の筋肉は「膝の屈伸や下腿(膝から下)を内に捻る「内旋」の動作を行う際に働き、マラソンなどによりこの動作が繰り返される(使いすぎ)と牽引力が少しづつ加わりスネの内側と鵞足との間に存在する滑液包に摩擦、ストレスが加わり鵞足に炎症が生じてしまいます。
ですのでこの疾患はランナーなどのアスリートの方に多くみられます💡
ランニング以外の鵞足炎になる原因としては
✔︎バスケットボール
✔︎平泳ぎ
✔︎サッカー
✔︎X脚
といった膝に負担のかかるスポーツで発生します。
平泳ぎではキックをするときに足を外に捻って(外旋)脚を引きつけ、内に捻りながら(内旋)膝を伸ばします。
ここでもやはり内旋が関わっているんですね!
また、X脚では膝の内側が常に引き伸ばされているためストレスを受けやすく鵞足炎や更には膝蓋骨の脱臼や膝蓋大腿骨不安定症になりやすくなってしまいます。
鵞足炎では鵞足に付着している3つの筋肉が硬くなることが痛みにつながることがありますので最後にストレッチ方法をご紹介させて頂きたいと思いますので痛みの無い範囲で行ってみてください!
✔︎半腱様筋のストレッチ
1.少し低めの椅子などに座ります。
2.姿勢をピシッと正しストレッチする側の脚を前に伸ばす
3.膝を少し曲げて身体を前に倒していく
回数と時間の目安は「痛気持ちい」ところで20秒ほどお風呂上がりなどに行ってみて下さい。
✔︎縫工筋のストレッチ
1.お相撲さんの四股踏みの姿勢をとる
2.ストレッチしたい側の方を内に捻る
3.両膝を押さえている両手は外へ開く
回数と時間の目安は↑と同様に「痛気持ちい」ところで20秒ほどお風呂上がりなどに行ってみて下さい。
✔︎薄筋のストレッチ
1.あぐらをかいて座ります
2.ストレッチする側の脚をピンと伸ばす(広く伸ばせば伸ばすほど強くストレッチされます)
3.身体を脚を伸ばした側とは反対側に捻る
回数と時間の目安は↑と同様に「痛気持ちい」ところで20秒ほどお風呂上がりなどに行ってみて下さい。
ということで今回は鵞足炎についてご紹介させて頂きました!
最後まで読んで頂きありがとうございます🌚
少しでもお役に立てれば幸いです🌱
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