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矛盾は矛盾として存在したらいいさ

ぼくは何色にも染まりたくない。ぼくはぼくだけの色を持っていると、どうしても信じたい。

だから「すっかり今の部署の顔になったね」と言われることは、どこか悔しい。ぼくはぼくで変わったつもりなんてないのに、なんでって思ってしまう。そりゃあ少しはね、赤みや青みを環境によって帯びることはあるだろうさ。

けれどね、ぼくはどこの環境の色にも染められやしないよ、ぼくはぼくなんだから。

そんな小さすぎる矜持、プライドが、たしかにぼくの中にあることをぼくは認めざるを得ない。

なんてちっぽけでつまらないんだろうと思いながらも捨てきれない。一度染まってしまえば、みんなとひとつになれてそれはそれで幸せであるはずなのに。ぼくのつまらない矜持はそれを拒否する。これでもだいぶ和らいだと自分では思っているのだけれど、前はもっと酷くて、完全に拒否をしていて人からもあまりいい心象を得れてないなかった。

でもね、第1印象は悪かったけれど、話したら思ったより普通だったなんてことを言われて、いい気になるんだから救いようがない。

お前はその普通になりたくなかったんじゃないのか?

そんな声には耳を貸さずに、「そうでしょ〜」とにこやかに応対するぼくがいる。一体ぼくは何がしたいんだろう。

尖って孤独になりたいのか丸くなって人と関わりたいのか。愛されたいのか憎まれたいのか。何を攻めて、何を守りたいのか。ぼくはもうわからない。

結局のところ、誰にも認められずただ1人で歩き続ける勇気もなければ、みんなと足並み揃えて横一列で歩くことも面白くないと思っているのだ。わがままだなぁ。

でもぼくはどっちかに振り切ることが正解とも思ってはいないんだよね。どっちも大事だし、どっちの自分も真実だと思っている。どっちの自分を悲観するでもなく、認めてあげようじゃないかって思う。でも人様に迷惑をかけるプライドはちゃんとゴミ箱に捨てとくべきなぁとおも思うんだよね。


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