冷凍納豆への尊敬の念
少し前まで引っ越し作業が人生で一番苦手だった。
学生時代、引っ越しのストレスの影響と思われる大腸の病に侵されたこともあるくらい。
数年前からものを減らし、海外に移り住んだら引っ越しへの苦手意識も激減。
得意とまではいかないが、たぶん克服できた。
嬉しいんだけど、引っ越しが苦手という個性がなくなった気がして少し寂しい。
元々没個性人間なので。
雇われ云々〜のため、わたしの住居は、自分の意思では変えられない。
半年くらい前から、新しいマンションへの引っ越しが決まっていた。
だかしかし、
そりゃもう、てんやわんや、話題の感染症の関係で外国人の移動に制限がかかり、引っ越し2日前に、「こりゃもうダメだ引っ越しできません」と言われ、進めていた準備、詰めていた荷物が水の泡に。
今までの住まいも名残惜しかったし、それはそれでいいと思っていたのだが、状況が二転三転、ある日の午後5時、「今日引っ越しできる?」と言われた。
めちゃくちゃに笑った。できます。
言われた瞬間アドレナリンがドバドバ出たし、「引っ越し宣言から5時間で引っ越し」って「出会って4秒で合体」より難しそう。
当分話のネタに困らなそう。
結局業者の関係でその日中には引っ越しとはならず、次の日の午前中に引っ越した。
引っ越さないと言われてたので、食料品も普通に余ってて、冷凍の納豆も一緒に引っ越した。
冷凍の納豆はすごい。普遍。不変。
解凍しても冷凍し直しても、どこに行っても変わらない。大好き。
引越し先は、なんかもうキラキラなホテルみたいで、最初は落ち着かなかったけど、やっぱり人間の適応能力ってすごい。2日程度で慣れた。
やっぱり納豆も、なにも変わらなかった。
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感染症の影響で、日本も大変そうだ。
私たちも、この生活に慣れるわけないと2ヶ月半前は思っていたけど、人間の順応性、ほんとうにバカにできないねえ〜
今までの生活に戻れるのか、不安になるくらい慣れている。
働き方とか、生活の見直しにもってこいの期間なのかもしれないなあ。
感染症の情報収集も大事かもしれないが、こちらはもう、3ヶ月近くこの生活が続いているので、別の文章を読みたくなっている。
今触れたい情報といえば、セブンイレブンの美味しいスイーツやアイスとか、効果のある、気分の上がるコスメとか、友人の恋の話とか、そういう他愛もないことだなあ。
今日のお供ソング:get back /中村佳穂
まさかサポートしてもらえるなんて思ってもみませんでした!ありがたき!