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ひきこもりの鯖缶カレー

誰に頼まれた訳でもないですが、日本よりも早くに感染症が流行し、現在落ち着いてきている現場から、セルフ軟禁生活での自分の行動履歴を記録しておきます。
もうすでに、日本でもセルフ軟禁期間が長引いているので、共感できたり、近い未来の精神状態だったりするかな〜と。

【1月後半〜4月後半の行動履歴時系列】


・焦燥感から仕事をする

感染症が流行り始め、街の雰囲気も変わりつつあるが、まだ市政府からセルフ軟禁の通達が来ない状態。
変な焦りから闇雲に仕事をする。
上司に褒められる。嬉しい。

・テレワークが始まる


準備しても無になる。無力感。
石を積んでは崩される地獄みたいだなあと同僚と笑っていた。
外出制限などの規制が強くなり、大体の時間を家で過ごす。


・狂ったように家中の掃除を始める

シンク、床、お風呂場、毎日場所を変えて狂ったように磨く。
掃除中何かに引っ掛けて手が切れ、絆創膏を貼っていた。
模様替えを試みたりもした。


・お酒を飲む


時間があるからお酒を飲みたい衝動に駆られる。
美味しいワインを発掘した。
酔っても暇だから、自撮りとかし始める。


・これではいかんと野菜を切り刻む


無心で野菜を切り刻む。そして凝った料理を作り始める。
お酒とデリバリーが続くと、ダメ人間感が増して「何してるんだろう」とふとしたときに絶望する。人間やめたくないので断酒する。
野菜を刻むと心が安定した。そんな生活も2週間くらいで飽きた。


・普段よりたくさんの朝食を食べる

朝の時間に余裕があるので、お腹がしっかり減ってから食べたいものを作って、たくさん朝ごはんを食べる。
年末の旅行で買ってきた食材をちびちび使って、心を潤す。


・いよいよ本当に飽きてくる

呆然とするほど飽きてきた。同居人がいたらまた違っていただろうか。
時間に余裕があると、普段は脇に寄せておいていたことを引っ張り出して、悶々と悩んでしまう。
この期間中、考え方が変わった気がする。
前はもっと楽観的で、悩みなんか特になくて、一人でふわふわ生きていたんだけどな。
時間が経てばまた元の自分に戻れるのだろうか。
それとも、この仄暗い感じが続くのか。

・狂ったように音楽を聞く

音楽のサブスクは良い。聞きまくってプレイリストを作って楽しくなったり悲しくなったりしていた。


・3月は一日も休まず運動する

在宅勤務が続き、人生で一番の運動不足を実感した。
このままでは体もおかしくなってしまうと、3月は一日も休まず運動した。
運動は本当に大事。気持ちも前向きになった。血が巡るのが気持ちいい。
足先が暖かい。


・徐々に軟禁が緩和される

住んでいる地域が3月半ばに感染者ゼロになった。ゼロになっても完全に規制がなくなるわけではないが、制限を設けつつ少しずつお店などが開いていく。
想像以上に嬉しかった。


・物欲が爆発、ネットショッピングで爆買い

自分で言うのは恥ずかしいが、ゆるゆるミニマリストだった。
がしかし、規制が緩和されてからびっくりするほど物欲が爆発した。体が危機感を感じていたのか?
おうち時間を充実させるキッチン用品などに手を出した。部屋着も増えた。

日本でも、解除されたらみんな購買意欲が爆アゲだと思う。


・ピアス穴増やす

10代だったっけ?
暇すぎる×刺激を求める×物欲
すべて揃って、気づいたらピアスを開けていた。
ちなみに同僚もピアスの穴を増やしていた。登場人物は20代後半〜30代です。
日本でも、ピアスを開けたり髪をめちゃくちゃ明るくしたりタトゥー入れる人が増えるかもしれない。

最近ようやく、通常勤務になりました。
それはそれで、ちょっぴり寂しい…


セルフ軟禁生活は自分では気がつかない内に、少しずつ気が狂うので注意。
運動は本当に大事。
そしてお友達と話すことも大事。


大切な人と会えなかったり、悪意のある不安の種を撒かれたり、辛い思いをしている人もたくさんいるんだろうな。

一方、友人たちの中には工夫をこらしてステイホームを楽しんでいる人もいる。

私たちがステイホームしていたときは、日本はステイホームじゃなかったので、オンライン飲み会も普及しておらず、孤独を感じる時間が長かった。

気が狂っているなあと、冷静になって振り返ってみると、承認欲求のおばけみたいになっていたと気づいた。今も引きずっている。社会とのつながり、有用感、大切。
社会とのつながりを感じつつ、頑張ってほしい。


日本、5月末までは続きそうな雰囲気なので、正気を保っていきましょう。

明日もいいことあるよね、ハム太郎。

へけっ!!!!!!!!!!!!!!!

おわり

まさかサポートしてもらえるなんて思ってもみませんでした!ありがたき!