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言いたいことを言える人になりたいと、43歳にして思う

言いたいこと言えない人と何でも言える人って、ちがう国の人くらい理解し合えないかもしれない。

私は今日出来なかったあれこれを思い出しながら、そんなどうでもいいことに思いをはせた。


……これはiPhoneのメモに残ってた文章。将来書きたい本のネタになるかもと夢想して、数年あれこれ書き留めていたことがあった。これを書いたのは3年も前。何かモヤモヤすることがあったんだろう、私。少しも思い出せない。


3年もたつというのに、その間に40代に突入もしたのに、性格が全く変わっていなくて恥ずかしい。いまだに言いたいことが言えなくて、夜思い出して眠れなくなる。そんな私とお別れしたくて、誕生月の最近決めた。言うべきことを言っていくし、どう思われたって気にするもんか。…くらいの気持ちになりたい。


ややこしい性格について

私は43歳の時短ワーママで、3歳の息子を育てている。最近は子育てのおかげで、自分について悩むことこそ減っていたが、自分の性格が長年謎だった。

やたら、他人の気持ちを読もうとしてしまう。表情の変化を見逃さない。相手が少しでも怒っていたら気が気じゃない。友達だけでなく、お店の店員さんにも。謎の必死さ。


とにかくすぐ落ち込む。人が叱られていれば落ち込み、通勤時に他人の事故を見ては落ち込み、悲しいニュースを見ては落ち込む。謎の感受性。

とにかく断ることができない。社会人になりたてのころは、誘われたら断れず行きたくない飲み会に参加し、取引先のおじさんと食事に行きたくないのに行き、希望の職場に配属されなかったのに上司やしかるべき立場の人に言えず。


そういえば高校生の時なんて、告白されたら断るのが悪くて付き合ってた。ずっと好きな人がいたのに、好きな人には素敵な彼女がいたので、邪魔するつもりはなかった。謎の遠慮。


2年前に、HSPを説明する本を偶然読んで、自分が思い切り当てはまることを知り、どれほどほっとしたか知れない。生きづらいことや、やたらストレスがたまりがちなことに、理由があったと知ることで。あの本を買ってきた夫ありがとう。(彼は自分がHSPかもしれないと悩んで買ってきたのだ。とても大らかで快眠快食の君だから、きっと心配ないね)。

この本です↓


自分の性質を知った上で、断れない人卒業を誓ったのだ。繊細さんの本を2回読んで(本の内容を理解したか不安になって2回読んだ)閉じた時。


次々現れる「断る勇気」がいる場面

面白いもんで、心に誓ったそのときから、断る勇気を出さなきゃいけない場面が次々目の前に現れる。

飲み会→行けません(子育て中につき比較的断りやすい)

飲食店で座敷希望なのにテーブルでいいか聞かれる→座敷がいいです(子どもが暴れて無理)

美容院でオプション的なメニューをすすめられる→うっ…今日はいいです。早く帰らないといけないので。そもそも美容院が緊張して苦手。


そうなんです。遠慮いらないだろっていう場面でも無駄に気を遣ってしまう、エネルギー無駄遣い人間なんです。って、振り返ってみたらぜんぶ子どもを理由にしてた…。子どもゴメン!

一方でモヤモヤをそのまんまお持ち帰りすることも多々あり。

先日久しぶりに行ったマツエクで。お店の人が持っていたカルテの、前回私が施術を受けたときのページが見えてしまった。「咳してた。なんか疲れてた」と書いてあった。そこに書くのは他の担当者と共有するための情報であり、デザインとかまつ毛のコンディションの話じゃないのかい!悪かったな疲れてて!子どもの風邪もらって2週間くらいたっても咳が少し出るから、咳出ないように強烈な咳止め飲んでたんだけど1回だけ出たんだよ!
せめて見せないで落ち込むから。とか、よっぽど文句言いたかったけど、言えるはずもなく小一時間まつ毛を綺麗にしてもらい、二度と来ないだろうなと思いながら店を出ました。

マッサージ屋やリフレクソロジーでもうまく要望を伝えられないことがあり、痛くても我慢したりすることもしばしばあります。

言いたいこと言える人への道は険しいかと思いますが、これからも小さく頑張っていきたいと思います。


逃げ続けるといつまでも課題が追いかけてくる


何年も前から薄々気付いていたことがあって。
向き合わずに逃げていると、いつまでもその課題(人生の?)が追いかけてくる。
手を変え品を変え、「おまえはいつまで逃げ続けるんだ?向き合わないとずーっとつきまとってやるからな。ホレ、こんな状況はどうだ?」って、なにやら大きな存在に、高ーいとこから言われてるみたいな気持ち。今度こそ変わりたいと、思っています。

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