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イスラエル陸路入国 Day7

ヨルダン最後の日はイスラエルへ陸路にて国境越えです。

昨日のダイビングのインストラクターさんがホテルまで迎えに来てくれて国境まで送ってくれたり、国境越えもヨルダンを離れたくなくてイミグレのおじちゃんお喋りして泣いてしまったり、思い返せばとてもドラマティックな1日でしたが極めて事務的なことを備忘録として残しておこうと思います。

並びに後半ではイスラエル空路出国も備忘録として載せておきます。

陸路入国のデメリット

そもそもイスラエルへの入国デメリットは、他のアラブ諸国への入国が禁じられるという点です。しかし最近ではパスポートにスタンプを押さずに出入国カードをもらえる出入国方法が採用されているため、この怖れはなくなったと言っても過言ではありません。

しかしこれは空路入国だけに限った話なのでした。イスラエルと隣接する国の陸路出国記録があると、イスラエルへ入国したとみなされる可能性があるのです。

私はカザフスタンとキルギスでも陸路出入国をしたことがありますが、その際のスタンプにはどれも車のマークが入っていました(同じく空路入国は飛行機マーク)

同じようなマークがついてたらやだなと思いましたが、ヨルダン出国のスタンプはそのようなマークは一切なく、また陸路というアルファベットも入っていませんでした。しかし、入国の時とスタンプの色が違います…この色の違いだけで陸路出国を判断されてしまうのでしょうか…

ちなみに後ほど詳しく書く正式な国境(私が利用したのとは別の国境)では別紙にスタンプがもらえるみたいです。

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こちらは実際のイスラエルの入国および出国カードです。

イスラエル陸路入国方法

ヨルダンからイスラエルへの陸路出国方法は3つあります。そのうちの2つは非正式な国境、残る1つが正式な国境です。

その正式な国境とはキングフセイン橋。先程述べた通りこちらの国境ではパスポートにスタンプを押されないことが可能なようです。反対にこちらの国境からヨルダンに入国するには事前にビザの申請が必要です。

私が利用したのはヨルダンの一番南、ワディアラバの国境です。交渉するも虚しく、なぜか「大丈夫だよ!」と言われスタンプを押された国境です。

旅の日程上どうしてもキングフセイン橋に戻れず諦めましたが、旅程に余裕があればキングフセイン橋の国境をおすすめします。

しかし私が利用したワディアラバの国境は、キングフセイン橋に比べ、タクシー代は安くつきます(交渉次第)時間も短めです。

ヨルダン出国〜ワディアラバ

キングフセイン橋に比べこのワディアラバはかなりギリギリの場所までタクシーで乗り付けることができ、荷物が多くても楽々です。

荷物検査は、係員がずっとスマホを見ておりほぼ何もチェックされず。

イミグレは、陽気なおじちゃんと、本当にヨルダンは最高だった!特にアカバにはまた絶対にくるよ!と熱く語り終了。なぜか出国税も取られませんでした。

ヨルダン観光局によると出国税は8JDです(1200円もうけたね…)

名残惜しさにトコトコ歩きながらヨルダン出国です、さみしいな…

ちなみに申し訳程度のお土産屋もありました。

イスラエル 陸路入国

さて、次はイスラエル入国。イスラエル人と観光客が半々というところでしょうか。

荷物検査は、目の前で中国人が何人もスーツケースをひっくり返されていてビビり倒しましたが、幸いにも私はX検査だけで終了。中国人たち、気の毒に…

ちなみに一昔前はセクハラめいた荷物検査も横行していたようですが、それを受けてかどうかは定かではありませんが女性の検査官が大多数を占めていました。それを見て少し安心。

イミグレは少し並びましたが①何しに来たのか②どこに泊まるのか(念のためバウチャーを印刷していましたが使用せず)③一人か、なぜ一人なのか(なぜと言われてもねえ)④こちらに知り合いはいるか⑤何日滞在するのか

概ねネットで仕入れていた前情報しか聞かれず安堵。威圧感があるような人ではありませんでしたが、それでも少し緊張しました。

無事カードをもらい入国です。繋がりませんでしたがWi-Fiマークもありました。

ここから近くの港町まではタクシーで900円でした、疲れていたし適正価格と思ったので交渉はせず。クレジットカードも使えたのでイスラエル通過NISをまだ手に入れてない観光客にも優しいです。

イスラエル 空路出国

本当はキングフセイン橋から陸路で入出国しヨルダンから空路で日本に帰りたかったのですが、ビザの手配が間に合わずイスラエルのテルアビブより空路で出国。

セキュリティに並んでいると、係員がまっすぐ私のところに来て、私だけ質問責めに合いました。まだセキュリティの順番さえ来てないのに…。今思うと、怪しい人を別室に連れて行く(はじめからセキュリティに通さない)準備だったのでしょうか。

パスポートを見せてくれますか?から始まり、①なぜヨルダンに行ったのか②ヨルダンではどこに行ったのか③ヨルダン人にお土産かなにかもらったか④イスラエルではどこに行ったのか(正直にベツレヘムに行ったと答えたけどそれ以上なにも聞かれなかった)、イスラエルに知り合いはいるのか⑤なぜ過去にトルコに行ったのか⑥トルコでは何をしたのか⑦トルコに何日いたのか⑧トルコも一人で行ったのか⑨この旅も一人なのか⑩なぜ一人なのか

もう少し色々聞かれましたが、覚えてる範囲でこのくらいです。最後にご協力ありがとうと言われパスポートを返されました。セキュリティ本番でも似たようなことをもう少し簡素に聞かれました。

やはり入国審査と同様威圧感はありませんが、こちら側が勝手に緊張してしまいます。私だけピックアップされ質問責めされたのでなおさら緊張してしまいました。

荷物検査は無事終わり。

セキュリティが厳しかったのでイミグレは特になにもなくカードをもらって終わり。

友人は別室に連れていかれたり、また別の友人は12時間拘束されたという話も聞いたので不安でいっぱいでしたがなんとか予定通りの行程で旅を終えることが出来たのでした。運次第、と友人は言っておりました。

さて。ヨルダン陸路出国のスタンプが今後どう響くか、なにか新しい展開がありましたらnoteに備忘録であげておこうと思いますが、何事もないことを祈りつつ、今日はこの辺で。

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