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ワディラム🇯🇴珍道中 Day4

本日は移動日。ペトラからワディラムへ向かいます。映画「アラジン」を見てワディラム砂漠行きを決めた単純な人間です。

この後ジープツアーに参加しますが、バスの旅が大変心地よく、面白いものであったので本日はこれで一本記事を書いてみようと思います。

バスで移動する予定でしたが、アンマン⇄ペトラ間とは違いホームページ等はない模様。到着日からキャンプのスタッフさんに尋ねてはいましたが前日でないと予約できない、とのことで少々不安になりながらも前日の夕方ににスタッフさんに聞いてみたら、先程予約を済ませたよとのこと。

当日は6時にキャンプを出発。スタッフさんが、あれ、バスどこに来るんだったっけ〜とのことでひやっとしましたがなんとかバス停に到着。本当に素敵なキャンプでしたので別れも惜しかったのですが、楽しみにしていた砂漠に向かうためにバスに乗り込みます。

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バスに乗り込みました。広くはありませんが、ボロボロでもないような、そんなバスです。郊外を回りながらホテルの乗客をピックアップしていきます(私の泊まっていたキャンプとは反対方向です)

運転手の他にもう一人おじちゃんが乗っていて、その方がとてもヨルダン流ジョークの好きなユーモアに溢れる方でした。

おじちゃん「お前の予約は…ないぞ⁈…冗談だ、乗れ!」新たな乗客が来るたび繰り返します笑

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パンをみんなにちぎって渡してくれたおじちゃん、みんな大爆笑しながら食べました。

おじちゃん「おかわりいるやつはいねーか!早いもん順だぞ!」

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ほかほかで美味しい!

その後も、運転手さんがファラフェル(中東のコロッケ)を買いに行ってみんなに分けてくれたりと、楽しい道中でした。なんだか旅って、どんなレストランで食べたご飯よりこういう食べ物が美味しいし思い出深かったりするよねえ。

途中一度のトイレ休憩を挟み、隣の席のご婦人とお喋りしたりうとうとしたり、車内に流れるアラビアンミュージックを聴きながらワディラムに到着。

この時点でバスの料金はおじちゃんが回収に来ます。10JD、ホテルで支払いを済ませた人もいるようでした(自己申告制)

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ここで入場料を払います。ヨルダンパス(ビザとその他諸々入場料のセットになったパス)を持っている人はこの入場料がかかりませんが私は持っていないので5JDを払いチケットをもらいます。

一緒に乗っていたバスの人たちは結構ヨルダンパスを持っている人たちが多かったので、改めて、日本のパスポートのありがたさが沁みるのでした(日本人は空路での入国の場合ビザが無料です、イスラエル側から陸路で入国する場合はビザを事前に申請しておく必要があります)

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チケットをゲットです、ワディラムももうアカバ県に入るんですね(右上)

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あ、トランクないなあと思っていたら私たちのバックパックは上に乗っていたのね笑

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だいたいの人がこちらのワディラム・レストハウス前で下車します(ビジターセンターでも下車可)

ツアーのお迎えに多くの車が停まっていますね。

隣の席の優しい欧州のご婦人とも連絡先を交換してお別れ。「なんだか私あなたのことが心配よ!時々連絡してちょうだい!」とのことでしたが、番号が違っていたのか登録してもワッツアップに出てこず…連絡できなくてごめんね…

なお私はバスが何時に着くのか、予定通りに着くのか分からず現地ツアーの予約に1時間ほど余裕を持たせていたのでしばらく待たないといけないなあと思っていたら、近くのほかのツアーのガイドやタクシーの運転手たちがわらわらと寄ってきて私のガイドさんに電話をかけてくれました。

カザフみたいに、ガイドは来ないかもよ?忘れられてるんじゃない?タクシー乗れよ!というようなことは一切なく(誤解のないように書いておくと私はカザフもカザフ人も好きです)、ヨルダン人はみんなが寄ってたかって助けてくれます。

※ちなみにジョーク好きなバスのおじちゃんとは翌日再び再開しハグを交わします笑

さて。

今回、はじめてローカルバスを乗り継いでの旅を実行したわけですが(いままでの旅は電車が多かった)、はじめは不安でいっぱいだったバス移動も、乗ってみて納得、安心の割合の方が多い旅となりました。

タクシーだとヨルダンでは少し嫌な思いをすることもあったし(Uberがない街もあるのでやむを得ずこの後タクシーを使うこととなる。、ワディラム⇄アカバ間のバスは発車してしまっていたので…しつこく連絡先や食事を迫られたり、一度車を停めて助手席に乗るよう言われた。※イスラム圏では女性はいついかなる時も後部座席に乗るのがマナー※ もちろんほかのお土産屋さんやホテルのヨルダン人に連絡先教えて、ご飯行こうと言われたことはあってもタクシー運転手ほどしつこくなかったし、やんわり断ってもノープロブレムさ!マイフレンド!と言ってくれる素敵な人たちだった。でもこのタクシー運転手は本気でしつこかった。挙げ句の果てに誘いに乗らないと分かると乗車時私のガイドさんが交渉してくれた価格よりさらに10JDふっかけてきたけど、煩わしかったのと怖かったので払ってしまった、というのが事の顛末。なおヨルダンではこの1度しかUber以外のタクシーに乗っていないので確率の問題なのかみんながみんなそうなのかは分かりません。)

飛行機で移動するほどの距離ではないし、何より安い。物価の比較的高いヨルダンでは心強かったです。

そして何よりいろんな人とおしゃべりできて楽しかった。様々な国の人が、様々な理由で旅をしてるのを垣間見ることができるのは、私にとってとても幸せなことなのです。

そんな訳で、一番思い出深く一番楽しかったバスの旅を一本の記事で書いてみました。

みなさんも、ヨルダンを訪れた際には時間にはぜひバスの旅をしてみてください。

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