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初の海外ダイブはヨルダンで🇯🇴Day6

6月にオープンウォーターのライセンスを取り、取ったその日に2本潜ってからは全く潜っていなかった超初心者ダイバー(私)が12月、ここヨルダンで久々のダイブに挑みます。

(中盤から写真増えますよ!)

前日予約の際、フロントのおじちゃんに上記の旨を話し、不安なんだけど…ダメそうならシュノーケリングでもいいんだけど…と打診したところ、君が望むならインストラクターと1対1で潜ることができるよ!と言われ予約した今日のダイビング。

日本で言うところのリフレッシュダイビングのような扱いなのでしょうか。久々に潜る人も結構多いし難しいポイントではないし大丈夫だよ!というフロントのおじちゃんに謎に背中を押され予約しましたが、よくよく考えればフロントのおじちゃん、ダイビングの専門家ではないよな…

いくらかの不安を胸に押し込み、ピックアップの車に乗り込みます。運転してくれたショップの人が気さくですぐに不安も吹き飛びます。

到着したのはダイビングショップ、Aqaba Beach Academy. 清潔感のある綺麗なショップです。

可愛らしいフロントのお兄さんに、ウエットスーツとブーツのサイズ合わせを行います。足のユーロサイズをど忘れしてご迷惑をおかけしました…私のサイズは36、私のサイズは36…(ここに書くな)

それにしても、日本のダイビングショップでもレンタルでここまでサイズをきっちり選べることはないのでありがたかったです。

簡単な同意書にサインして再び車に乗り込みます(同意書が簡素過ぎて少し不安を覚えた…記入した電話番号私の携帯だし…)

ここで私の面倒を1日見てくれるインストラクターさんと自己紹介。英語がめちゃくちゃ流暢で、私より少し年下に見える男性でした。可愛い!

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ででん、本日のボートが私たちをお出迎え、かなり立派です。ちなみに中東の船、小さくても大きくても必ずALと船名の頭につくんです。日本の〜丸みたいな感じかな?と前々から気になっていたのでガイドさんに聞いてみると、Boss という意味らしいのです。当たらずしも遠からず。船の豆知識がまた一つ増えました。

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岸壁から覗き込むと、宝石よりも美しい海がそこにありました。こんな美しい海、私見たことあったっけ。さすがはダイバーの聖地、紅海。ワクワクを抑えられません。

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抑えきれないワクワクを抱え乗船。デッキ調の船内はとてもきれいです。

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今日のお客は私と現地風男性とイギリスからの4人家族のみ。こんなに広い船内だとほぼ貸し切りみたいなものです。

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二階も見晴らしが良いです。船内でかかっていた音楽はUSヒットチャート。See you againをノリノリで口ずさみながら私は、そういえばここ5日間ベドウィンミュージックしか聞かなかったなあ、なんてふと考えます。

微速で港内から出港。防波堤を越えても低速運転が続きます。

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ヨルダン国旗とアカバの街をご機嫌で眺めてるあいだに船はポイントへ。

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イギリス人家族の子供達と私で、左のインストラクターさん(一緒に潜ってくれるインストラクターさんとは別)出発前のブリーフィングを行います。子供達にも分かりやすいように、というより英語が不得意な私にも分かりやすいように説明してくれたような気がして…本当に感謝ですね。

ちなみに彼はいつもニコニコしていて面倒見がよく、子供達も大変彼に懐いていました。

さて、久々のダイブにドキドキしながらも入水、あ、フリー潜行なのか、とこの時気づきます(ブリーフィング何を聞いてた)

しかも塩分濃度が高いからなのでしょうか、全然沈めません。(塩分濃度が高いことは知ってたけどいつも通りのウエイトだった)四苦八苦しながらなんとか潜行すると、目の前には美しい景色が広がっていました。水深20mちょいでこの透明度。

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あまりの美しさに言葉を失います。これといって珍しいお魚に出会えたわけではないですが、美しいサンゴやイソギンチャクに目が幸せです。

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そして、こんなふうに紅海を存分に楽しんでいたら事件が起きました…

排気ボタン押しても排気できない…BCDについてる引っ張る紐(初心者ダイバーの知識のなさ)引っ張ってもエア出ていかない…それに加えてウエイトも足りずにそもそもちゃんと沈めない…

インストラクターさんにSOSを出し、うまく排気の紐を引っ張ってもらいましたが、機材トラブルにうまく対応できない初心者ダイバーがいきなり海外でダイビングに挑むのも考えものですね(他人事のように言ってますがその時は必死でした)

そういえばインフレーターホースのカップリングからも少しエア漏れてるし、レギュレーターもなんか変な音するんだよね…(こちらはブリーフィング後にこれ大丈夫?とは尋ねていた、大丈夫、と言われた)

そんなわけで、機材面に少し(不安で)ドキドキしながらもダイビングを続行。

浮力もうまくコントロールできないので、安全停止もなにもあったもんじゃありません(なんとかインストラクターさんに助けてもらいながらできた)

無事ボートに戻ったときには やれやれだぜ!という思いがなかったこともありませんが、海は人をダメにします(断言) 早く二本目を潜りたい気持ちの方が勝ってました。

どうだった?との問いに最高だった!と答えてしまい(どう考えても危なかった)船は次のポイントへ。(ちなみにこの後インストラクターさんと解決策を練りました)

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彼女も乗組員の一人、なんか可愛い名前ついてたけど忘れた。横に置いてあるコーヒーやお茶はセルフサービスで飲み放題です。

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休憩時間は私のGoProで自撮り大会が盛り上がります。

そうそう、そういえば、備忘録がてらに船上での過ごし方(格好)について

この日は外気温も20度以上、水温も25度くらいあって3ミリのウエットスーツでじゅうぶん(インストラクターさんなんてノースリーブのウエットでした)船上でも半裸でいけるくらい暖かかったです。

が、しかし、そうは言ってもここはイスラムの国。ガイドさんたちも観光客相手に見慣れてるかもしれないけれど不用意な露出は避けようと、休憩時間は水着の上にラッシュガードを着ていました。それでも少しウエットを脱いでいる時や体をタオルで拭いている時の居心地はよくなかったので(私が勝手にそう思ってるだけかもしれませんが)

着心地が悪くてもラッシュガードを着たり、暑くてもウエットベストを着ていたほうが良かったのかもしれません。

どれだけ居心地がよくても開放感があっても、ここはヨルダンということを忘れてはいけないな、と自分への戒め的に感じました。

ちなみに、大きくてふかふかのバスタオルを貸してもらえました。ありがたい!

話を2本目のダイブに戻しましょう!

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しばらく船を走られると二本目のポイントが見えてきました!戦車か飛行機か、どちらか見たいなあと昨日フロントで伝えていたので、今回は飛行機を見せてもらえるみたいです!わくわく!

そして入水、ちなみにやはり機材はポンコツなままでした(そりゃそうだ、何もしてないですもん)

うまく浮力をコントロールできないまま、インストラクターさんに助けられながら潜行します。


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これが見たかった、沈められた飛行機…!不穏さが心地よいです。

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ヨルダンの国旗も入っています、ドキドキが止まりません。

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中にも入れます!

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ギャレーのような場所の鏡にて記念撮影。お食事を運ぶカートもそのままありました(触れる)

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出口でお見送りしてくれるトイレに座った骸骨CA、思わず笑ってしまいマスクに水入りまくりです。

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まだ、酸素があるので記念撮影したり踊ったり(?!)この写真は一人で来ていたヨルダンの人と。身長差がまるで大人と子供。

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名残惜しく帰船。

絶対また紅海で潜ろうと強く心に誓います。

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みんなが3本目を潜ってる間は撮影大会をして船で遊んで待ってました(手持ちの現金の関係で二本でやめておきました、クレジット払いなら良かったのに…笑)

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ペトラで買ったラクダパンツが絶妙にあほっぽくて可愛いです(自分で言う)

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インストラクターさんと。

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名前を忘れてしまったのだけど、船長が民族楽器を演奏してくれました!すてき〜!

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お昼は手作りランチです!ダイビングの後に食べる中東ご飯は格別です。

わたし実は、日本で船に乗る仕事してるんだよね、と船長に話すとそこから船トークが炸裂。ですがやはりそれを海外で仕事にするのは難しそうです。ダイビングみたいに、全世界共通の資格なら良いのに…

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さて。楽しかったダイビングに未練もありつつ、みんなとお別れ。ホテルまで送迎してもらいました。

インストラクターさんたちのチャラさはご愛嬌、自分で機材のチェックが出来る方なら一度はおすすめしたい紅海でのダイビング。紅海に面した国は何箇所かありますが、物価が安いわけではないこのヨルダンでも、底抜けの明るさと居心地の良さでダイビングする価値は十分にあると実感できました。

絶対また来るよー、と何度も胸に誓います。ダハブでアドバンスドを取ったあとフェリーでここまできてこのショップで潜る、なんていうのも素敵ですね。

ヨルダン滞在の中でも群を抜く居心地の良さに虜になったアカバでのダイビングをご紹介しました。ここまでお読みくださりありがとうございました!

翌日からは陸路で国境越えをしイスラエルへ向かいます。

P.S. お値段気になる方もいると思うので参考までに。2ボートダイブ、機材全レンタル、昼食込み、マンツーマン、送迎込み約12000〜13000円でした。

日本と変わらないくらいですが、ペトラでの物価の高さを考えると安く感じてしまう程です。

はじめはダイバー宿への宿泊を考えていましたが、少し街から離れているのとどの辺で潜れるのか問い合わせてみても分からなかったので(南で潜りたかった)街のホテルに変更し、到着してから探しました。ハイシーズンでない限り予約ができないということもなさそうです。



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