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現実<リアル>はゲームより奇なり

「正義は称えられ  悪は成敗される」

勧善懲悪を基本としたゲームの物語ストーリー
現実リアルにはあり得ない残酷さの余韻を
ときとして、心に残してゆくもの


例えば

◆「タイムループ×伝えられない愛」


自分の意志に関係なく、時空空間を彷徨い
何度も一定時間を繰りかえしてしまうタイムループは
残酷なストーリーの定番
そこに恋愛、家族愛が絡み最高の不幸を創り出す


◆「永遠の呪い×自己犠牲」


大切な人が受けてしまった悪魔からの呪いを
過酷な冒険を経て手に入れた方法で自分自身へと移し
大切な人を救い苦しめる、自己犠牲の極み


◆「不老不死×記憶喪失」


決して歳を取らず、胸に剣を突き立てられても
この世から去ることのできない不老不死
愛や友情といった関りの記憶は徐々に失われ
自分自身も他の存在には一切記憶として残らない
虚しさにさえ気づかない永遠の地獄


など


これらは現実にあり得ないシチュエーションだからこそ
主人公である勇者を含む登場キャラクターたちに
大きな憐れみと絶望を見て、かすかな救いに希望を託す

一方的に悪いとされる「悪」が
正義という名の存在に残酷なほどまでに滅ぼされ
心揺さぶられるほど打ちのめされて
モニター前に戻ってくるの


「あぁ、悲しい話だったけど、救えて良かった」


悪魔も呪いも世界を滅ぼそうとする暗黒も
現実社会には絶対に起こりえないと思うからこそ

クリアした達成感に安堵して
前向きに現実の明日を迎えることができる


そういったシャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ感情)が

ストーリーのあるゲームの魅力であり
中毒性の一つでもあると
私は感じることがある


しかし
ときに「事実は小説より奇なり」

現実にだって
どう苦しみから抜け出したらいいか
わからないほどの絶望や
大切な人との別れや決して報われない想い

それらが様々な形で存在していることに
なかなか気づかないもの


現実リアルはゲームより奇なり」


ゲームストーリーをプレイすることは
そういった現実の不幸を
見ないように過ごしてきた者に対して

自身の不幸に気づかせないように
かつシャーデンフロイデによって
不幸を和らいでくれる効果をもたらしてくれる


「現実逃避」とも言えるけれども
仮想世界にいるわずかな時間だけ
唯一現実を置き去りにして
不幸な自分を解放することができるの


より、現実らしい仮想へ

それがゆえにオンラインゲームの仮想世界で
存在し、冒険していくことだと
私は捉えている


いや、


囚われているの間違いなのかもしれない
けれど





現実リアルはゲームより奇なり」


~END



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