白いさくらを見てるとき|さくらMemory
「さくは、さく。あれは、さくら。」
今年3歳になる娘。
自分の名前と同じ名前の花があることを知ったようだ。
「そうだよ。さくちゃんと同じ名前だね。キレイだねぇ」
「うん、キレイだね。さくらは、しろだね。」
あれ?と思い、桜を見上げる。
「白?ピンクじゃない?」
「ピンクはちょっとだね。あれも、あれも、白いよ」
「ああ、ほんとだ。」
また、気付かされたなぁと思った。
娘の視点は、いつも染まってない。
信号機の「青」も、「緑」だと言い張る。
まるで自分が生まれ直して、世の