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改ざん|忘れられない大恋愛

私が思う大恋愛は、19くらいの頃のこと。 お互いに未熟過ぎて実らなかった。記憶も断片的で、ここで語れるエピソードもない。 ごくごくまれに、「今どうしてるかな?」と彼を思うこともある。  当時はSNSもなく、電話番号も変わって、共通の友だちも疎遠になっている。現状を知りようがない。「知ったところで、どうこうしないしな」という考えに終着する。 その程度だから「大恋愛」ではないはずだけど、「忘れられない恋」というと彼を思い出す。きれいな記憶。あやふやな記憶ほど、かんたんに書

    • 10年前のきみへ

      わたし、ぼちぼちいきや。 息子、そのままいきや。 娘、いつも笑ってくれててありがとう。 やりたいと思ったことはやりなさい。 そして、自分の専門家になりなさい。 あと、ビットコインは買っておきなさい。

      • 春待ちの日々|さくらMemory

        3月、なかなか温くならなくて、嫌気がさしていた。 髪のブリーチで頭皮がただれていたこともあって、しばらくは鬱々とした気分だった。 春が待ち遠しかった。   桜といえば思い出すのは、2020年の春。 お花見を楽しめなくなった。 お花見は不要不急の外出であり、感染の機会になるから。 だから、夜の公園に、家族でこっそり出かけたことを思い出す。   夜桜なんて、子どもができてから見にいったことがなかった。 いつも見慣れた公園で、街灯に照らされていた桜は新鮮だった。

      改ざん|忘れられない大恋愛