新井三四郎

元地方FM局アナ、いまはサウンドエンジニア件フリーアナウンサー。根っからのラジオ屋だけ…

新井三四郎

元地方FM局アナ、いまはサウンドエンジニア件フリーアナウンサー。根っからのラジオ屋だけどなぜかネット配信の現場では音声ではなく映像関係を担当すること等テクニカルディレクタ的な立ち位置が多い。

最近の記事

いわゆる「きらら方式」の功罪(個人的な感想)

コミュニティ放送を開局するにあたって、昨今は「きらら方式」なるものが流行っているそうで、低費用で開局・運営できるという触れ込みで徐々に増えているらしい。ただ、個人的にはかなり疑問に思う形態なので、個人的な感覚で突っ込んでみた。もちろん、これを推進するFMきらら殿、およびこれを採用して開局したコミュニティ放送各社を非難するものではない。 WikipediaによるとWikipediaのエフエムきららの項目に、「きらら方式」に関する記述がある。これが正しいと判断して、ここから突っ

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    • Misskeyでランダムに投稿するbotをつくる

      ある意味Twitterよりも簡単だったのでメモ。なお、有料ですが最後まで無料でも読めます。 必要なもの・Linuxが動いてるサーバー(VPSなどでも可。ここではUbuntu 22.04を) ・python3 ・Misskey.pyモジュール なお、Ubuntuサーバはもう立ち上がっていて、python3がインストールされていることを前提とします。 pipとMisskey.pyをインストール入っていない場合があるので、pipをインストール。aptから行けます。 sudo

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      • Cubaseの音声をNDI経由でOBSに送る(暫定版)

        ※毎度のことですが、無料でも最後まで記事を読むことができます。 なにやらcakewalk by bandlabkara無料版がなくなるらしいので、オーディオインターフェースにバンドルされているDAWを使わなければならない一定層がいるらしいので、ちょっとまとめてみた。 用意したものそんなわけで、以下の環境を準備してみた。 ・OBS Studio 29.1.2 ・obs-ndi plugin 4.11.1 ・NDI Tools 5 ・Cubase AI Elements10

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        • Studio One Primeをインストールする

           事前にアカウントアが必要だったりちょっと面倒なStudio One Primeをダウンロードしてインストールするまでの手順をまとめてみた。  今後、Audacityと同程度に利用できるまでを追って解説していく予定。  なお、相変わらず有料記事ですが、無料で全て読めます。 mi7のサイトにアクセス Presonusの国内代理店でもあるmi7のサイト内にあるStudio One Primeのサイトにアクセスする。  アクセスしたら少し下にスクロールすると、「Prime入手方

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        いわゆる「きらら方式」の功罪(個人的な感想)

          Raspberry PiをDAWにしてみた

          なんか格安でDAW環境作れないかと思ったんだけど、作ってみたらあまり安くはならなかったけど、面白かったので記録。(有料記事ですが無料で最後まで読めます) Raspberry Pi 4B+言わずと知られた格安ワンボードPC。今回は手元にあった2GBモデルに、Raspberry Pi OS(64bit)をインストールして使ってみた。ちなみにいまRaspberry Piは全世界的に品薄。 Presonus AudioBox GOこちらも格安インターフェース。として堂々デビューし

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          ラジオにおける「トーク」とは

          ラジオというメディアはテレビと違ってだいたいにおいて「一人で聞く」ものであることは、おそらく今も昔も変わらないだろう(いや、テレビがなかった時代はまた別だけど)。そんな中、話が伝わってくるパーソナリティと伝わってこないパーソナリティがいる。これにはちゃんとした理由があったりなかったり。 「ラジオ」の特性今更言うまでもなく、ラジオとは音声だけですべてを表現しなくてはならないメディアであって、兎にも角にも「喋る」こと以外で相手に何かを伝えることはできない。たとえばここに「美味し

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          ラジオにおける「トーク」とは

          DAWをミキサーにしてOBSの音声を制作する(初心者向け)

          そんなわけで、あまり難しい話はせずに、簡単にまとめていきたい。(今回も有料記事ですが無料でも最後まで読めます) 要るものNDI Tools OBS Studio obs-ndiプラグイン Cakewalk by BandLab NDI ToolsNDIはネットワークを利用して映像や音声を伝送するためのツールで、基本的には無料で使える。とりあえずインストールしといて損はない代物。ちなみに同梱されているNDI Bridgeを使うと、インターネット越しに映像と音声が伝送できるの

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          ネットラジオを作ろうとした業者さんとの思い出

           このnoteはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。(そしていつも通り、無料でも全文読めます) 事の始まり もう5年以上前の話。東海地方のある業者から「ネット専業ラジオを開局させたい」という相談があったので話を聞いてみた。すると、その内容は結構壮大で、単にネットラジオ局を開局するにとどまらず、開設する地域ごとにコンテンツを分けて放送し、それを一括して管理する仕組みを作りたいとのこと。  要は、コミュニティ放送のIP版とも言ったところで、けっこう重い内容

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          ネットラジオを作ろうとした業者さんとの思い出

          ライブ配信は業者に依頼したほうがいい理由と、配信事業者が反省すべき点。

          スタジオの利用や配信請負の話をしていると、一定数「そんなの自宅(や会議室)から自分でできるから」という人が一定数いる。まあ、それはそれでいいんだけど、配信環境が整っている現場とそうじゃない現場では、やっぱり「見てくれ」が大違いであることも事実なわけで・・・。 音質最も簡単に配信する方法として、リモート会議などで利用される「マイク内蔵USBカメラ」が利用されることが多い。当然カメラに内蔵しているマイクなので、演者との距離がそれなりに出てしまう。いわゆる「オフマイク」の状態にな

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          ライブ配信は業者に依頼したほうがいい理由と、配信事業者…

          OBSをフィジコンで操作する

          あ、フィジコンてフィジカルコントローラーの略ね。 OSBを利用する際、様々な操作をマウスで行わなければならないので結構不便というか面倒くさいと常々思っていたので、フィジコンを使ってみることにした。 フジカルコントローラー画面上での操作を物理的(=フィジカル)なコントローラで作業できるようにするためのデバイスで、おもにDTMなんかで利用される場面が多い。フェーダーやトランスポート(録音/再生/早送り/巻き戻し等)が現物のスイッチやノブで操作できるのでまあ便利。一般的にはMID

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          エロゲ業界のいわゆる「古参」女性声優について思うこと

          長年思っていたことと、実際にやられたことを。 流石にこれは全公開できないので・・・ご希望の方にだけ。 というわけで、ここから先は有料となりますが、実名が出ているわけではありません。どうしても無料で読みたい!という方は別途メッセージでもください。可否を判断します。

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          〔小ネタ〕OBS+ハードエンコーダでヘッドホンにも音を送る

          OBSで制作した画像をハードエンコーダーでライブ配信する場合、音声もHDMIに出力しなければならないため、ヘッドホンでモニターすることができなくなってしまう。ハードエンコーダーには音声モニタがついているものもあるが、遅延していることもあり、できればOBSで出力されてたものをそのまま聞きたい。そんな方法。 VoicemeeterのインストールVoicemeeterというアプリがある。これはパソコンに仮想オーディオデバイスを追加するもので、ミキシングや出力パッチなどが可能になる

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          リバーブを掛ける

          個人的には余り好きではないのだけど、ナレーションの部分にリバーブをかけて強調した表現とする場合が多々ある。しかし、リバーブをかけると、なんというか芯がなくなってしまうと感じている人も多いのではないだろうか。そんな人はズバリ、リバーブの使い方を間違えているだけである。 リバーブとは音に残響効果を加えるもので、多くの場合音に奥行きや広がりが発生する。よく「エコー」と呼ばれることがあるが、エコーは「反響」なので別のエフェクトになる。この辺は書き始めると1本の記事として成立してしま

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          リバーブを掛ける

          機材を勝手にさわるな

          先日ある地域のイベントに参加してきた。小さなステージで小規模なライブ演奏をおこなうというので、その音響を依頼された。そのバでちょっと考えられないことがあったので、今日は日記みたいな感じで、イベント音響のお仕事の流れとか。 前提条件として今回の前提として、スーパーマーケットの店頭の広場で、基本的な音響機器(ミキサー、スオピーカー、アンプ、マイク)は私が持ち出している。また、各アーティストの編成が小規模なこともあり、1ステージ終わった後は基本的にすべてのケーブルをはずしてニュー

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          マイクスタンドを選ぼう

          宅録クラスタの皆さんはどんなマイクスタンド使ってるだろうか。おそらく殆どの場合が「卓上スタンド」と呼ばれる、テーブルの上に直置きするタイプのものを使っていると思う。これ、じつは百害あって一利なしの代物なので、早めに卒業することをおすすめしたい。 卓上スタンドを利用する弊害卓上スタンドを使う場合、多くの人がこんなことで困ったことがあると思う。 ・手元にマイクがあるので原稿が読みにくい ・高さが足りないので、猫背になってしまう ・テーブルの音がそのままマイクに乗る などなど。

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          音楽はつないだほうがかっこいいと思うのですよ(小ネタ)

          最近FMラジオでも音楽をかけまくるいわゆる「パワープレイ」を聞かなくなった。でもたまには音楽だけずーっと聞いていたいこともあるじゃないですか。そんな音源を作るときは、やっぱり「曲つなぎ」まできっちりやるべきだともうワケです。 普通に並べただけまず一般的にやってしまいがちな「楽曲のファイルをただ単純に並べた」だけの場合。曲と曲の間に間ができてしまう。個人的にはこの「間」がどうしても許せない。 曲間を詰めてみるなので、曲と曲の間を少し詰めて、前の曲が終わって余韻だけが残ったと

          音楽はつないだほうがかっこいいと思うのですよ(小ネタ)