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「シド・バレット 独りぼっちの狂気」を観てきました。

    皆さんこんにちは、こんばんは。

    先日、「シド・バレット 独りぼっちの狂気の映画」という映画を観てきました。

    シド・バレット。

    モンスターバンド、ピンク・フロイドの創設メンバーであり中心人物。

    圧倒的カリスマ性で人気を博したが、、、

    バンド絶頂期に脱退し、その後も数作の作品を残すも、、、

    その後は隠遁生活を送った、、、

    そんな彼のヒストリーを、側近者らのインタビューを交えて深掘りするという内容。

    僕の個人的な感想としては、

    かなり、「熱心なファン向けの作品」という感じがしましたね。

    というのも、シド・バレットという人がどういう人だったのか、みたいなことを沢山の側近者にインタビューしていって、

    側近者はシドをとにかく褒めるんですよ。

    そりゃあそうだよね、だって凄い人だし。ピンク・フロイドの中心だったんだから。

    だけどそれを観ても僕は、、

  「うん、そりゃあ、凄い人なんだろうよ。」

    という感じ。

    個人的には、もうちょっと彼の芸術性の部分に多く触れて欲しかったです。(全く無かったわけではありません。特にblurのグレアム・コクソンのコメントは個人的に興味深かったです。)

    当時の友達やガールフレンドが、

    「彼は優しい人だった」とか

    「彼はミステリアスでどーのこーの」

    みたいな話よりも、

    個人的には、彼の作る音楽や、詩のおもしろさについて、もっと聞いてみたかったですね。

    楽曲の使用も、BGM的な使われ方が多かったので、もう少し音楽に入り込めるような編集をしてほしかったかなあと思います。(まあ映画なんで、それはレコードで聴けと言われればその通りですが。)

   それでも、一時は「若者世代のスター」として、ムーブメントを牽引した男が

    何かをキッカケにシーンから姿を消し、、、

    隠遁生活に向かうというのは、

    1人の人間のヒストリーとしては、興味深く観ることは出来ました。

    ただ、あくまで「シド・バレット入門」的なものではなく

    ピンク・フロイド、シドが既に好きで、

    彼の性格や当時のエピソードまで知りたい人向けの映画だと思いました。

    色々言ってきましたが、少なくとも

    「夜明けの口笛吹き 」(ピンク・フロイドのシド在籍時唯一のスタジオアルバム)をいま一度しっかり聴いてみようと思わせてくれますし、

    久しぶりに、柄物のシャツやベルボトムを着て街に繰り出そうかな、と思いました(^⁠^⁠)

    とにかく、シド・バレットはめちゃくちゃかっこいいのでね!!

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